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writer : ac

【海外発!Breaking News】薬物混入ドリンクの恐怖 四肢麻痺、脳損傷の23歳男性 家族が悲劇を語る(英)

現在は車椅子を利用しているものの、ベッドから起きて自分でトイレに行くことさえ困難で、家族が24時間体制で介護している。

2020年6月以来、身体に麻痺が残り、最初は何もできなかったというダニエルさん。5つの病院やケアホームでケアを受け、帰宅できたのは事故から2年半後の昨年12月のことだった(画像は『The Daily Star 2023年4月22日付「Ex-Arsenal academy star in wheelchair and needs 24-hour care after having drink ‘spiked’」(Image: GoFundMe)』のスクリーンショット)

姉のナタリーさん(Natalie)によると、ダニエルさんは今年1月16日から地元にある非営利団体「ニューロキネックス(Neurokinex)」で立つことや歩くことを目的としたリハビリを開始したようで、少なくとも3~4年間は訓練が必要という。

今年1月16日から、地元にある非営利団体「ニューロキネックス(Neurokinex)」で立つことや歩くことを目的としたリハビリを始めたダニエルさん。少なくとも3~4年間は訓練が必要という(画像は『The Daily Star 2023年4月22日付「Ex-Arsenal academy star in wheelchair and needs 24-hour care after having drink ‘spiked’」(Image: GoFundMe)』のスクリーンショット)

なおリハビリ代は年間201万円(週4回のセッション)~402万円(週8回)にもなり、ナタリーさんはクラウドファンディングサイト「GoFundMe」に専用ページを立ち上げて寄付を募り、「弟が再び自分で歩き、趣味を再開し、キャリアを築くことができるよう、是非支援をお願いしたい」と協力を呼びかけている。

またトレイシーさんは「これまでの道のりは困難続きだったわ。特に入院中は、息子のような若い患者が周りにいなくてね。ほとんどは脳卒中を起こした50歳以上の患者だったの。それに身体の自由が利かず、イライラすることもあったわね」と述べ、ダニエルさんについてこのように語った。

「息子はカウンセリングも受け、気分が落ち込んでしまったり、うつになったり、不安で仕方なくなるなどの心的外傷後ストレス障害を抱えていることも分かっているの。私たちは息子を常に励まし、今起きていることやこれから先起きることについて知らせる必要があるわ。ただ今は、リハビリ施設を“幸せな場所”と感じているようよ!」

ちなみにこのニュースには、「なんて心が痛い話だろう」「これは悲劇。なぜこんなことができるのか?」「若者の一生が、愚かな行為によって台無しにされてしまった。こんなことができるなんて信じられない」「薬を入れた奴はいったい、何をしたかったのだろう」「これは殺人未遂」「誰が薬物を混ぜたのか? 警察は調査をしているのか?」「強力な作用がある麻薬を入れられたに違いない」「うちの娘と姪も薬物を入れられたことがある。犯人が捕まらないのがもどかしい。かわいそうに。読んでいて悲しくなってきた」「回復を心から祈っている」「諦めないで!」「幸運を祈る」といったコメントが寄せられている。

画像は『The Daily Star 2023年4月22日付「Ex-Arsenal academy star in wheelchair and needs 24-hour care after having drink ‘spiked’」(Image: GoFundMe)』『GoFundMe 2023年2月20日付「Daniel Cain」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

気分が落ち込んでしまったり、うつになったり、不安で仕方なくなるなどの心的外傷後ストレス障害を抱えているというダニエルさん。母は「リハビリ施設を“幸せな場所”と感じているようだ」と明かす(画像は『GoFundMe 2023年2月20日付「Daniel Cain」』のスクリーンショット)

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