米オクラホマ州バートルズビル警察署内で今月6日、危険ドラッグを処理していた警察官が意識を失って倒れ込んだ。同警察署はこの事故の様子を捉えた監視カメラを公開し、危険ドラッグがいかに危険であるかを訴えた。
オクラホマ州バートルズビル警察署で危険ドラッグを処理していたのはジム・ ウォーリィング(Jim Warring)巡査部長で、薬物は6日に行われた交通取り締まり中に押収されたものだった。ウォーリング氏はゴム手袋をはめて薬物を袋詰めする作業をしていたが、露出していた腕の皮膚から薬物が浸透し、そのまま意識を失ったようだ。
この日、押収されたのは覚せい剤「メタンフェタミン」に合成オピオイド「フェンタニル」が混ぜ込まれたもので、ウォーリング氏の異変にいち早く気づいた同僚がオピオイド拮抗薬「ナルカン」を投与し、病院に搬送した。
ウォーリング氏はこの処置により一命を取り留めており、『News On 6』のインタビューに「仲間には本当に感謝しているよ。あの時、あのタイミングでナルカンが処方されていなかったらと思うとゾッとするね。普段のトレーニングの賜物だよ」と話している。同署でナルカンが使用されたのは初めてのことで、この薬物を取り扱ったもう一人の警察官も病院に搬送されたが、