あまりにも寂しそうな様子を見せるブロッサムに目も当てられなかったという。そこでドリーさんは今月10日、運営する墓地のFacebookアカウントでブロッサムの新しいパートナーを募集した。
すると「ブロッサムと同じく、パートナーを亡くしたオスのガチョウ“フランキー(Frankie)”ために新しいパートナーを探している」という家族から連絡があった。その家族はフランキーを墓地で飼育することを快諾してくれ、2羽は今月14日のバレンタインデーに対面することになった。
「2羽はきっとすぐに仲良くなれると思います」と期待したドリーさんだったが、すぐには上手くいかなかった。車で1時間かけてやって来たフランキーが墓地に放たれると、敷地内にある大きな湖を越えて遠くに飛んで行ってしまい、車で捜し回ったがフランキーの姿は見つからなかった。
すっかり肩を落としたドリーさんだったが翌朝、墓地近くのお店のそばにいるフランキーを見つけることができた。そしてフランキーをブロッサムのもとへ連れて行くと、ブロッサムは興奮気味に羽ばたき大きな声で鳴いた。ドリーさんの目から見ると当初フランキーはそこまで乗り気ではなかったようだが、2羽は一緒に歩き始めたという。フランキーが敷地内から出ようとしてしまったためドリーさんが抱き上げて中へ連れていくと、ブロッサムはフランキーを追いかけるようについてきた。
その後、Facebookには2羽が仲良く並んで歩く姿を捉えた動画や湖を一緒に泳ぐ写真が複数投稿されており、ブロッサムとフランキーはお互いに新しいパートナーとして認め合ったようだ。ブロッサムの恋路は多くのメディアで取り上げられており、「なんて心温まる話なの」「思わず涙が出ちゃった」「素敵なハッピーエンド」「動物にも感情があるんだね。パートナーが見つかって本当に良かった」などといった声が多数届いている。
画像は『Riverside Cemetery 2023年2月13日付Facebook「Poor little Blossom does seem to be staring at her reflection in the monument this morning.」、2023年2月10日付Facebook「Personal Ad:」、2023年2月15日付Facebook「The first meeting!」、2023年2月17日付Facebook「The two lovebirds this morning.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)