救助隊はレイク・アベニューの建設現場に到着したという。
深さ15フィート(約4.6メートル)、幅3フィート(約91センチ)の穴に転落したセザールを救出するため、救助隊はロープと滑車を繋いで隊員の1人が穴の中へと降りていった。その隊員は約12分かけてセザールがいる場所までたどり着き、ハーネスで固定したのちに地上に連れ戻した。
発見時は穴の中で怯えていたというセザールだったが怪我もなく、救出後は工事現場を歩き回りながら体についた土や埃を払い、元気な姿でメアリーさんと再会することができたという。
パサデナ消防署のチャド・オーガスティン署長(Chad Augustin)は、今回のような捜索任務には場所特有の困難がたくさんあるとしてこのように述べた。
「ここは工事現場です。閉ざされた空間での救出は頻度が低くリスクも高いのです。それにセザールは目が見えません。私たちは安全に助け出すために多くのステップを踏まなければなりませんでした。それはセザールに対してだけでなく私たち救助隊にとってもです。」
「最終的に救出できたことは本当に嬉しいことですし、協力してくれた人々にとても感謝しています。結局のところ、みんなペットが大好きだということです。私自身も犬を飼っているので、セザールが無事に家に帰れて本当に良かったと思います。私たちは人の命だけだけでなく、動物の命も大切にしたいのです。」
画像は『Fox News 2022年9月21日付「California firefighters rescue blind dog that fell inside 15-foot hole at construction site」(Pasadena Fire Department via AP)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)