アメリカの住宅街で、屋根の上にいた犬を救助するため地元の消防隊が駆けつけた。一刻も早く救出しようと動いていた消防隊員らだったが、住人が留守だったため対応を思案していたところ、隣人がやってきて「いつものことだよ」と告げたのだ。その後、何事も無かったかのように室内に戻っていく犬の姿を見た消防隊員らは、思わず失笑してしまったという。『People.com』などが伝えた。
米ペンシルベニア州ヘイズルトンの消防隊「Hazleton Fire Department」に今月14日、「犬が屋根の上で動けなくなっている」と通行人から連絡があった。好奇心に任せて動き回り窮地に陥ってしまう犬や猫の話題はよくあることで、2018年にも窓から屋根に出て行き場を失ってしまった犬が消防隊によって救出されていた。今回もそんな救出活動の1つと考えながら出動した消防隊員たちだったが、意外な結末を迎えることとなった。
消防隊員らが現場に到着すると、3階建てのアパートの屋根の上に白地に黒の模様が入った犬を確認することができた。犬の背後には室内に繋がる窓が開いており、消防隊員らは犬がそこから屋根に出てしまい戻れなくなってしまったと推測した。あまりの高さに足がすくんで動けなくなってしまった犬を「早く救出してあげたい」と思った消防隊員はまずこの家の住人に現状を伝えようとしたが、留守で連絡を取ることができなかった。
どうしたものかと悩んでいた消防隊員たちだったが、