海外発!Breaking News

writer : hanako

【海外発!Breaking News】結婚式場の予約時間に間に合わなかったカップル、客室乗務員らが協力し機内で挙式(米)

ジェレミーさんとパムさんは同じ便に搭乗する予定だったクリス・ミッチャムさん(Chris Mitcham)と出会った。牧師である彼は2人の計画を聞き、もし間に合わない場合は自らが結婚式を執り行うと申し出たそうだ。

そして3人はラスベガス行きの便を探したところ、ダラス・ラブフィールド空港発ラスベガス行きのサウスウエスト航空便に空席が見つかった。

パムさんはその時の状況をこのように明かしている。

「飛行機が離陸するまで50分ありましたが、私たちがいたフォートワース国際空港からラブフィールド空港は車で約25分かかるんです。なのでタクシーの運転手に『できるだけ急いで!』と頼みました。ラスベガスに到着してからはあまり時間がないと思い、ドレスを着たまま空港内を走っていたら、人々が『おめでとう!』と声をかけてくれてまるで映画のワンシーンのようでした。」

「なんとか無事に着いて搭乗口に向かうと機長から『ラスベガスで結婚式を挙げるの?』と聞かれたので、これまでの経緯を説明しました。そして『もし間に合わなかったら機内で挙式することになります』と冗談を伝えたら『よし、やりましょう』と言ってくれたのです。」

アリゾナ州の上空37000フィート(約11280メートル)で執り行われた結婚式では、客室乗務員たちがトイレットペーパーを使って機内を装飾し、お菓子の袋を繋げて牧師が身に着けるサッシュを作った。また客室乗務員のジュリー・レイノルズさん(Julie Reynolds)は花嫁介添人として一緒に通路を歩いてくれたそうだ。

乗客たちに祝福されるパムさん(画像は『Southwest Airlines 2022年4月29日付Facebook「Last Tuesday, Pam and Jeremy joked that they should hop on a plane to get married in Vegas.」』のスクリーンショット)

そしてたまたま同乗していたプロのカメラマンが2人を撮影し、また別の乗客が差し出してくれたドーナツでケーキカットを行った。

パムさんは「こんなにすべてがうまく行くなんて不思議なものですね。ゲストブックとして配られたノートには乗客のみなさんが自分の座席番号とお祝いの言葉を書いてくれました。『思いがけず結婚式に立ち会うことができて明るい気持ちになった』『目の前でドラマが繰り広げられているようだった』などのメッセージが綴られていました。この結婚式を喜んでもらえて本当に嬉しく思いました」と振り返った。

その後、ラスベガスでの滞在を1日延長し2人だけで挙式を行い、晴れて正式な夫婦となったジェレミーさんとパムさん。8月にメキシコのカボ・サン・ルーカスで行われる予定の結婚式には牧師のクリスさんや客室乗務員たちも招待する予定という。

なお今回の結婚式についてサウスウエスト航空は、次のようにコメントしている。

「私たちは約51年間、愛のある航空会社としていつでも特別な方法でお客様を祝福したいと思っております。今回、パムさんとジェレミーさんの特別な日のホストを務めることができ、とても感激しています。新婚のお二人に心からお祝い申し上げます。」

画像は『ABC News 2022年4月29日付「Couple gets married on flight after cancellations ruin wedding plans」(Courtesy Kaitlyn Manzer)』『Southwest Airlines 2022年4月29日付Facebook「Last Tuesday, Pam and Jeremy joked that they should hop on a plane to get married in Vegas.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

「こんなにすべてがうまく行くなんて」感無量のパムさんとジェレミーさん(画像は『ABC News 2022年4月29日付「Couple gets married on flight after cancellations ruin wedding plans」(Courtesy Kaitlyn Manzer)』のスクリーンショット)

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