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writer : ac

【海外発!Breaking News】“電気椅子6つ分”の感電事故から生還した31歳男性、生々しい傷痕も「事故前に戻りたいとは思わない」(米)<動画あり>

奇跡的に目を覚まして周囲を驚かせた。

マットさんは当時のことを次のように振り返る。

「意識が戻った僕に医師は『敗血症に罹るのは時間の問題で、両腕の切断もあり得る』と言ったんだ。でも両腕は無事で脳の損傷もなかった。それに腎不全も起こさず、僕の心臓は鼓動を続けたんだ。」

「こうして山を乗り越えた僕は、3か月を病院で過ごして9月に退院した。嬉しかったのは、1月の長男の誕生に間に合ったことだった。ただ神経が損傷していたし、焼けた筋肉や腱を切除して、首、腕、胸の皮膚移植をする必要があって、回復にはかなりの時間がかかった。僕が受けた手術はこの5年間で70回以上になるし、今でも完璧ではないんだ。」

マットさんは現在、3人の子供の父として、ボビーさんの夫として日々を大切に過ごしている。また「自分の経験を通して、他の人をインスパイアできたら」と、モチベーション・スピーカーとしてアメリカ国内をまわっており、大好きなウォータースポーツも再開した。身体には熱傷の傷痕が生々しく残っているものの、人生を大いに楽しんでいる様子はInstagramの写真からもうかがえる。

家族と過ごす時間に心から感謝しているというマットさん(画像は『Matt Manzari・Wolfwithin 2020年7月25日付Instagram「People say Life is short, but life is also long.」』のスクリーンショット)

マットさんは「事故で人生観が変わったんだ」と明かすと、次のように語った。

「もし『君は8時間以内に死ぬよ』と言われたとしたら、自分がやり残したことを考えるでしょう。自分にどれだけ時間が残されているのかはわからないけど、死を身近に感じて自分は変わったんだ。自分が心からやりたいと思うこと、本当に大切にしたいことを一番に考えるようになった。」

「『もし時を戻せるなら、事故前に戻りたい?』とよく聞かれるけど、僕の答えは『ノー』だよ。だってもし事故がなかったら今の自分はいないし、生きていること、そして自分が大好きな家族との貴重な時間を感謝することはなかったと思うから。」

「『人生は短い』と言うけど、『人生は長い』とも言える。人生はまた、一瞬にして変わってしまうけど、どんな人生でも喜びで満たすことは可能なんだ…。だから一日一日を大切にしようと思う。ただ存在しているだけの人生ではなく、人生を大いに生きようじゃないか!」

画像は『Matt Manzari・Wolfwithin 2020年4月12日付Instagram「Went for a Sunrise paddle to celebrate the Sonrise!!!」、2021年1月6日付Instagram「Sending into 2021!!!」、2020年7月25日付Instagram「People say Life is short, but life is also long.」、2014年8月27日付Instagram「So I said I would walk you guys through what’s been going on.」、2020年11月3日付Instagram「Embrace who you are this week!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

入院中のマットさん(画像は『Matt Manzari・Wolfwithin 2014年8月27日付Instagram「So I said I would walk you guys through what’s been going on.」』のスクリーンショット)

熱傷の痕が残るマットさん(画像は『Matt Manzari・Wolfwithin 2020年11月3日付Instagram「Embrace who you are this week!」』のスクリーンショット)

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