翌日に感染症にでも罹ったかと思い自ら救急外来を訪ねた。その日は診察だけで帰宅したが、その後脳しんとうを起こしたような気がしたため再度病院へ行くとMRI検査の待機リストに名前を記入されただけだった。

8月には英ノーウィッチでの休暇先で酷い発作を起こしたため、救急搬送先でMRI検査を受けた。その結果、脳腫瘍の1つである膠芽腫であると診断された。膠芽腫とは神経膠腫（グリオーマ）の中でも最も悪性の腫瘍である。しかし判明したのは、最初の発作を起こしてから6週間後のことだった。

ケルシーは「クレイジーな6週間だったわ。何かがおかしいとは思っていたけれど、まさかこんなことになるとは、想像もしていなかったから」と話す。

脳腫瘍の患者や家族をサポートする英非営利団体「The Brain Tumour Charity」によると、膠芽腫患者の平均余命は1年から1年半だという。

記事が公開された当日、トムは自身のInstagramで正式な声明文を発表した。投稿にはトムとケルシー、オーレリアちゃんの3人が海岸沿いで仲良く寄り添うプライベート写真が添えられた。

「簡単には言えないが、悲しいことに僕は脳腫瘍と診断された。すでに治療を受けている。色々考えた末、秘密にするのではなくインタビューで全てを明らかにして、事実を知ってもらうことにした。」
「僕達は本当に打ちひしがれているが、全力で闘うつもりだ。皆が悲しむことを望んでいない。ただ愛と前向きさを求めたい。そして一緒にこの恐ろしい病気への意識を高め、出来る限りの治療法を探したい。」
「厳しい闘いになるだろうが、皆の愛とサポートのもとでこの病気に打ち勝つつもりだ。」

フォロワーからは「ファンはいつも一緒にいるわ。あなたと家族に愛を贈ります。強くいてね」「打ち勝てるわ、トム。あなたは強いから」「心が痛むわ。闘って、強くいて。皆で応援してるから」などトムを応援する多くのコメントが届いている。

画像は『Tom Parker　2020年5月16日付Instagram「Don’t lose sight ＠justhypeofficial」、2020年8月24日付Instagram「I mean, how glowing does my wife look」、2020年10月12日付Instagram「Hey guys, you know that we’ve both been quiet on social media for a few weeks and it’s time to tell you why.」、2020年7月2日付Instagram「How much love can you give one little human.」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　寺前郁美）