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writer : tinsight-masumi

【海外発!Breaking News】シンガポールに帰国した女性、検疫のため政府指定の4つ星ホテルで14日間過ごす

部屋の清掃はなく定期的に届けられるシーツやリネン類を受け取って自分でベッドメイキングをしていたようだ。

4つ星といえども、カテリーナさんが宿泊していた部屋は220平方フィート(約20.4平方メートル)とお世辞にも広いとは言えない。唯一、床から天井まで約20フィート(約6メートル)もある窓からの景色がカテリーナさんを癒してくれたようだ。

シンガポールではこのように帰国者などの検疫のために政府が7500室ほどホテルの部屋を確保しており、『New York Post』ではそのすべてが1泊150ドル(約1万6000円)以上であることを伝えている。もちろん滞在費用は政府が負担しており、カテリーナさんのように4つ星、または5つ星のホテルで14日間の検疫生活を送る帰国者がいるようだ。

『Bloomberg』が先月に伝えたところによると、イギリスからシンガポールに入国した大学生のチェルシー・リーさん(Chelsie Lee、21)は検疫のために政府の指定で1泊数百ドル(数万円)はする5つ星のリゾートホテル「シャングリ・ラ ラサセントーサ リゾート&スパ シンガポール」で14日間の検疫生活を送ったそうだ。

チェルシーさんはこのホテルで、朝はルームサービスのスクランブルエッグ、ソーセージ、ハッシュポテトにクロワッサンを部屋のバルコニーからのオーシャンビューを楽しみながら味わったとのことだ。もちろんこの宿泊費も政府負担によるものだが、部屋から出るなどの違反を犯した場合は、最高1万シンガポールドル(約76万円)の罰金か最長6か月間は刑務所で過ごすことになる。

シンガポールホテル協会では、このように検疫措置の場としてホテルを提供することについて次のように述べている。

「引き受けるかどうかは各ホテルの判断に任せています。しかし今回の対応は観光業が成り立たない今、財政的な圧迫を軽減するのに一役買っているのです。」

米ジョンズ・ホプキンス大学リサーチセンターの感染データによると、シンガポールでは現地時間18日0時の時点で新型コロナウイルスの感染者数は5050人と日本の半数程度だが、帰国者に対しては徹底的な措置が取られているようだ。

画像は『New York Post 2020年4月15日付「I spent two weeks quarantined in a four-star hotel」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

カテリーナさんが過ごしたホテル内の様子(画像は『New York Post 2020年4月15日付「I spent two weeks quarantined in a four-star hotel」』のスクリーンショット)

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