厚手のマリンパーカー、海パン、ライフジャケットにサングラスというアウトドア仕様で、自由の女神を横目に風を切りながらアッパー湾を颯爽と走り抜ける。その表情を見ていると、通勤というよりはバケーションの延長といった感じだ。
『Good Morning America』のインタビューに応じたデイヴィッドさんは「一人の通勤はどんな感じなの?」と質問されると、笑顔でこのように語った。
「いやあ、最高だよ。通勤はとても楽しいんだ。水上では一人きりじゃないし。湾っていうのはいろんなアクティビティがあるんだ。クルーズシップにパドルボード、クルーズ船に、カモメもいる。素敵な仲間がいっぱいさ。」
また勤務中はジェットスキーをブルックリン・クルーズ・ターミナルにあるカヤックドッグに停めているそうで、駐車場を探す心配もないという。
ただし気になるのは、気温が下がる冬をいかに乗り切るかということである。デイヴィッドさんは「寒くなったら泳いで渡ろうかな」と冗談を飛ばしつつ、「ウエットスーツを持っているから、とりあえず11月までは頑張るつもりだよ」とギリギリまでジェットスキーで通勤する予定であることを明かした。
ちなみに2017年には、ドイツのミュンヘン在住の男性が交通渋滞を避けるため毎朝2キロの川を泳いで通勤しているというニュースをお伝えした。冬の間は川の気温が下がるため時折しか泳がないそうだが、この男性も通勤によるストレスがかなり減ったそうだ。
画像は『ABC News 2019年8月26日付「Man’s jet ski commute to avoid New York City traffic is genius」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)