交通渋滞で嫌な思いをした人は多くいるだろうが、このほど中国でバス通勤時の渋滞を解消しようと大胆な行動をとって逮捕された男が話題になっている。『South China Morning Post』『The Sun』などが伝えた。
先月27日午後3時頃、中国東部に位置する江蘇省連雲港市の交差点に設置された監視カメラに奇妙な行動をとる男が捉えられた。そこには交通量の多い交差点で白い塗料を持参した男がしゃがみ込み、路面の左折矢印に直進矢印を書き足していたのである。
『The Sun』によると男の名はシャオ・ツァイ(Xiao Cai、28)といい、職場からバスで帰宅する際にこの交差点で毎日のように渋滞に遭うためにうんざりしていたということだ。彼の乗るバスはその交差点で直進しなければならないのだが、直進車線はいつも渋滞しておりバスが前に進まない状態だった。
ツァイは2車線の直進車線だけでは足りず、拡張する必要があると考えた。そこで比較的空いている左折車線も直進できるようなれば、渋滞が解消されるのではないかと思いついたのだ。
彼は車の往来が激しいこの交差点に立ち入り、道路に直進矢印を丁寧に下書きまでして白い塗料で書き加えた。アイデアをすかさず実践する行動力を見せたツァイだが、