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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】インド北部のジャングルでサルと共に生きていた少女を保護!

インド警察が発表したところによれば、ネパールにも近いウッタル・プラデーシュ州のバーライチにある「Katarniaghat自然保護区」で1月下旬に保護された少女は、推定年齢が8~10歳。何年にもわたりジャングルで3匹のサルと共に暮らしていたとみられ、言葉を話さず警察の干渉を強く拒んだという。

バーライチの病院に連れてこられた最初の数週間、少女は四足歩行をするなど歩き方や行動もサルそのものであった。しかも神経をとがらせ周囲への反応は常に過敏で攻撃的。人との触れ合いを嫌って病院から逃げ出したいという願望をむき出しにした。しかし少女は栄養失調の状態で発見されており、食べ物には飢えていた。満足な食事を与えられたことにより精神状態は少しずつ改善し、今は健康状態も良好である。

最近その少女を訪ねたバーライチ地区医長のアルン・ラル博士によれば、少女は周囲の人間たちと自身が外見上同じであることを認識しているとのこと。医師や看護師と少しずつコミュニケーションを図れるようになり、様々な指導を受けながらかなり動きが人間らしくなっているそうだ。正しい年齢を調べるためにX線で骨の検査を行っており、今後は心理学者と理学療法士が心身のサポートに当たるという。

なおその心理学者は、ラル博士に「サルと生きるようになる前に少女は人間と暮らしていた可能性がある。彼女が見せる人間への反応には、わずかながらもそうした記憶が彼女のなかに残っていることを感じさせる」と語ったそうだ。少女にはその後、ヒンズー教の戦いの女神にちなみ“ドゥルガー(Durga)”と名付けられた。

出典:http://timesofindia.indiatimes.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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