親のいない子犬と、子を亡くした猿がお互いを必要としたのであろうか。インド南部タミル・ナードゥ州からちょっと変わった動物ペアの話題が飛び込んできた。『thedodo.com』が伝えている。
インド南部のイーロードゥに住み着き、親子のように暮らすアカゲザルと子犬。このペアがフェイスブックを賑わせたのは、今月初めのことである。「猿が子犬を甲斐甲斐しく世話している」「子犬の足の泥をきれいに落としている猿がいる」と話題になり、道の真ん中で猿が子犬の毛づくろいをしている姿が市民の目に入らないはずがなく、あっという間に地元の関心を集めたようだ。
猿の毛づくろい行動は愛情表現のひとつであるが、このアカゲザルの愛情は半端ではない。住民によってミルクが差し出されると、アカゲザルは子犬がお腹いっぱいになるまでミルクに手を出さず、子犬が飲むのをそっと見守っている。また野良犬が近寄れば子犬を守り、歯をむき出して威嚇し追い払う。“犬猿の仲”という言葉は、この2匹には全くあてはまらないのだ。
ただし、アカゲザルが子犬にぶどうをあげたり、子犬を胸に抱きかかえて木から木へとジャンプする姿も撮影されており「危険極まりない。子犬と猿は今のうちに別々にすべきだ」といった声もあがっている。
出典:https://www.facebook.com/Dinamalardaily
(TechinsightJapan編集部 A.C.)