海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】「独身男性の皆さん、冷たいベッドを私が温めます」 お触り一切なしで温もりを提供する女性(露)

寒い冬の季節に、冷たいシーツに1人で潜り込むのはあまり心地よいとは言えないだろう。なかなか温まらないシーツは寂しさを呼び、孤独を感じてしまうこともある。そんな寒さと孤独を吹き飛ばし癒しを与えてくれるビジネスが存在するという。

ロシア人のヴィクトリア・イヴァチョバさん(Viktoria Ivachyova、21歳)は、過去に読んだロシア人作家アナトリー・マリエンホフ(Anatoly Mariengof)の小説で「詩人の男性の下へ毎朝女性タイピストが訪問し、裸になって15分間毛布をかぶり男性のベッドを温める。そうされることで、男性は生きるエネルギーと作品へのインスピレーションを与えられる」という部分からヒントを得て、独身男性をターゲットとしたビジネスを展開している。

ヴィクトリアさんは依頼を受けると、依頼者が就寝する時間を見計らってあらかじめ訪問する。そしてパジャマに着替え、依頼者のベッドに1時間横になるそうだ。彼女が冷たいベッドを温めている間、依頼者はヴィクトリアさんと同じ部屋にいることも可能で、話しかけることもできる。しかし身体的接触は一切禁止だ。

ヴィクトリアさんは万が一の時のために警備会社に直結した防犯ブザーを常に携帯しており、時には数人のボディーガードを連れて依頼主を訪問することもあるという。

現在、この風変わりな“人間湯たんぽ”ビジネスは好調のようだ。「私は聞き上手なんですよ」とヴィクトリアさんがいう通り、少しうつ状態だった依頼者の男性は翌日に連絡があって「君は凄い! 今朝起きたら生きる気力が湧いたんだ」と告げたそうだ。

将来はビジネス拡張をしたいと願うヴィクトリアさんは、他の女性たちとチームを組むことを考慮しており、独身男性だけではなく全ての人をターゲットにする目標を持っている。「女性が依頼して来ても喜んで彼女たちのベッドを温めますよ」とヴィクトリアさんは語っている。

1時間だけではあるが、冷たいベッドを温めて話を聞いてくれる“人間湯たんぽ”のお値段は1回65ポンド(約9,100円)、1か月だと1,350ポンド(約190,000円)という。高いか安いかはその人次第といったところだろう。

実は、2010年にロンドンやマンチェスターのホテル「ホリデー・イン」でも“人間湯たんぽ”を宿泊客に提供していたようだ。「ホリデー・イン」では、客の就寝前にホテルスタッフが発熱素材の服を着て5~10分間ベッドに横たわり温めるというものだが、短時間なので料金は無料だったという。

出典:http://www.mirror.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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