昨年10月30日に放送されたバラエティ番組『乃木坂工事中』(テレビ愛知・テレビ東京系)でグループの卒業と芸能界から引退する意向を告げた橋本奈々未。その際に「貧乏暮らしで、弟まで学費も気になりお金のためにアイドルとなった」「弟が入学した大学の学費が免除となり、母親が“いままでごめんね。無理しないで好きなことをしてください”と言ってくれた」との趣旨を明かしている。
1月19日の『SCHOOL OF LOCK!』で“GIRLS LOCKS!”コーナーを務めた彼女は恒例の書き初めで、本来はその年の抱負などを書くところ「これで全部」と筆を走らせる。最近、偶然見かけた「That’s all」という英単語から「この意味を今の自分が見ることにも意味があるな…」と心に残ったという。
2月20日は自身の24歳の誕生日であり、さいたまスーパーアリーナ『乃木坂46 5TH YEAR BIRTHDAY LIVE Day1 ~橋本奈々未卒業コンサート~』が開催される日でもある。それまでおよそ1か月となり「これで全部やりきったぞ!」「あのライブは私にとって一番のライブだった!」と思えるようにしたいと願いつつ「That’s all」の意味から「これで全部」を選んだものだ。
ツイッターでは「終わってほしくない…けど…ななみんを応援し続けるって決めたから! 最後まで笑ってほしい」「残り約1か月。アイドル橋本奈々未としての時間はあと少し、全力で走りきってほしい。ファンはここにいます」など熱いメッセージがつぶやかれている。
大のバスケットボール好きで知られる彼女が、2015年に福岡ローカルの番組で憧れのバスケ部がある大濠高校を訪問した時のことだ。地元北海道で高校を卒業すると東京の美術大学に進学して、生活費や学費も自分でまかなっていた。そんな環境から乃木坂46に加入すると芸能界では「食事が用意されること」に一番驚いたと明かし、「楽屋でお弁当は出るし、グルメロケではおいしいものが食べられる」と嬉しそうに話していた。
その時は、ロケの時間が無くなり念願の大濠高校バスケ部へのインタビューは叶わなかった。彼女は乃木坂46からの卒業とともに芸能界引退を発表しているが、ファンからは「いつの日か復帰を」という声も聞かれる。アイドルとしてではなくともフリーアナウンサーで活躍すればバスケットボールに関する仕事も舞い込むかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)