8月20日にアンフェタミンの所持で逮捕されたのは、イギリス北東部サンダーランド在住のマーク・ライト(43)。しかしこの男、もともとはサンダーランドの一軒家に空き巣に入ろうとしたところを見つかって逮捕、拘留されており、警察が全身チェックをするため服を脱ぐよう指示したことで覚せい剤所持が発覚した。
警察官も思わず目を疑ったというライトの局部。そこには13個もの袋がセロハンテープで剥がれ落ちないように巻かれており、警察が中に入っていた白い粉を調べた結果、覚せい剤のアンフェタミンであることが判明した。調べに対しライトは「自分で使用するため所持していた。妻に見つからないようにちょっとした工夫をした」と語ったという。ライトはこれまでも強盗で何度も逮捕されており、このたびのアンフェタミンの所持、空き巣に関しても罪を認めている。
ニューカッスル刑事裁判所で開かれた裁判で、弁護士のアレック・バーンズ氏は「ライト被告は釈放されてからというもの、トラブルもなくよく働いていました。彼がアンフェタミンに手を出したのは、ドラッグが長時間労働を可能にするからです。一度使用し依存症になってしまった彼は、借金をしてまでドラッグを購入するようになりました。妻にドラッグを使用していることが見つかれば止められるのに決まっています。ライト被告はドラッグを常にどこかに隠しておく必要があったのです」とライト被告の心理を代弁してみせた。
これに対しクリストファー・ウィリアムズ判事は「あなたが頑張ってきたのはよくわかります。今回逮捕されたことはあなた自身が一番ショックを受けているはずです。これからどう振舞うかは、あなた次第ですよ」と述べ、ライト被告に懲役15か月、リハビリに励むことを前提に執行猶予18か月の判決を言い渡した。
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(TechinsightJapan編集部 A.C.)