writer : ac
米テキサス州オースティンの動物保護施設で保護されたアメリカオオコノハズクのヒナ。通常は親鳥のもとに返すが、巣に帰れない場合は施設で育て、野生に戻すという
キャリーケースの扉が開いた瞬間。9羽は目をまん丸にし、口をポカンと開け、驚いているような表情を浮かべた
何らの事情で巣に帰れない孤児は、まず保育器に入れ、スタッフが見守る。そして保育器を卒業した後は、ほぼ同時期に誕生した孤児を集めて家族として育て、自然にかえる準備をするという
「保護した動物たちが本来の生息地に戻っていくのを見ることこそ、私の仕事の醍醐味」と語るキャサリンさん。動物たちのリハビリをして、野生に放つことがゴールだという
スタッフの尽力で独り立ちの準備は万端だったという9羽。その日は美しく飛び立ち、森の中に溶け込むように消えていった