イギリスで親とはぐれた生後1日ほどのカモが、保護して育ててくれた夫婦のもとを巣立った後、自分のヒナをお披露目にやってきたという。英ニュースメディア『The Mirror』などが伝えている。
英ウェスト・ヨークシャー州在住のフィル・ガーナーさん(Phil Garner、67)と妻のジュリアさん(Julia、66)が、保護したカモから大きなサプライズを受けたことが話題となっている。フィルさんは2021年4月1日、自宅近くの湖で息子と一緒に釣りをしていたところ、小さなカモが小走りで近づいてきたという。
フィルさん親子は、付近に親がいるか探してみたが結局見当たらず、カモは親とはぐれてしまったと判断した。その日は凍えるほど寒い日で、地元の漁業管理者に相談したところ「このまま放っておけば、死んでしまうだろう」と言われ、フィルさんは小さなカモをコートのポケットに入れて、自宅に連れて帰ることにした。
生後1日ほどと推定されるメスのカモは“フレーダ(Freda)”と名付けられ、フィルさんとジュリアさんの世話によってすくすくと育っていった。甘えん坊のフレーダは、フィルさんがコンピュータで作業をしている間にも肩やテーブルの上に乗っていつもそばにいたという。
しかしフレーダがフィルさん夫妻のもとにやってきてから1年半後の2022年10月、フレーダは家を出て野生に戻っていった。夫妻はフレーダが巣立ってしまったことを寂しく感じたが、同時にホッとしたとも明かしている。ところがその半年後の2023年4月、