writer : ac
インドネシアのロンボク島で今月7日、顔の中央に大きな目が一つしかない「単眼症(サイクロピア)」のヤギが誕生し、人々を驚愕させた。誕生した2匹のうち1匹は正常だった
一つ目で人間のような歯があり、顎髭を生やしていたヤギ。顎がしゃくれ鼻がなく、単眼症のヤギの典型的な顔をしていたが、村でこんな奇形のヤギが誕生したのは初めてという
ヤギの体には被毛がなく奇妙な色をしており、奇形の子ヤギの噂は瞬く間に村中に広がった。ヤギを一目見ようと、隣村からも人々が駆けつけた
ヤギには鼻がなく、呼吸が上手くできずに誕生から20分後には死んでしまったという。原因は遺伝的要因と環境要因が挙げられ、母親が妊娠初期の時、大脳などを含む前脳が左右に分離されないことで発生するそうだ
単眼症は先天奇形の一つで、鼻が無形成であったり、口唇裂および口蓋裂の症状が現れることもある。英名サイクロピア(cyclopia)はギリシャ神話に登場する一つ目の巨人“サイクロプス”に由来する