インドネシアのロンボク島で今月7日、顔の中央に大きな目が一つしかない「単眼症(サイクロピア)」のヤギが誕生した。母ヤギが産んだ2匹のうち1匹は正常だったが、もう1匹は一つ目で人間のような歯があり、顎髭を生やしていたという。インドネシアのニュースメディア『detikcom』などが伝えた。
インドネシア西ヌサトゥンガラ州、中央ロンボクリージェンシーのパンダンインダ村(Pandan Indah)にてヤギのブリーダーをしているスプラプトさん(Suprapto、30)の農場で、8日午後8時頃に単眼症のヤギが誕生した。
スプラプトさんの隣人であるマスダール・ファリドさん(Masdar Farid)によると、ヤギの体には被毛がなく、奇妙な色をしており、珍しい奇形の子ヤギの噂が瞬く間に村中に広がったという。
マスダールさんはその日のことをこう振り返る。
「ヤギを見るためにその晩、たくさんの村人がやってきたよ。隣の村から来た人もいて、誰もが驚き、ショックを受けていたね。」
「ところがそのヤギは誕生から20分後には死んでしまった。そしてスプラプトさんはヤギが息をしていないことが分かるとすぐに、地面を浅く掘り埋葬してしまったんだ。」
またヤギの噂を聞きつけて駆けつけた村の集落長トーリ・トーリさん(Tohri Tohir)は「一つ目で、しかも被毛がないヤギを見たのは初めてのことだった」と語り、