海外発!Breaking News

writer : ac

【海外発!Breaking News】1912年以来、100年以上油を替えずパティを揚げるハンバーガー店(米)<動画あり>

ほとんどの人はダブルを、時にはトリプルを注文する。

100年以上の歴史を持つ茶色く濁った油が入った鋳鉄製のスキレット鍋で揚げるパティ。パティは薄く、揚げると縮んでしまうという(『Dyer’s Burgers Facebook』より)

そんな自慢のハンバーガーを提供するケンドールさんは最近、米ライフスタイルマガジン『Southern Living』のインタビューで、「1912年から油は一度も替えたことがない。ただ、油は濾して粒子を取り除いた後に味付けをするんだ」と語った。そしてリピーターが多いことも指摘し、こう明かしていた。

「100年以上前の油で作ったハンバーガーなんて、ほとんどの人は敬遠すると思うだろう。でも、この隠し味を知っている人は、油についてまったく問題ないと考えている。それどころか、パティを2回も油に浸してほしいと頼む人さえいるんだ。」

さらに通な人は、バンズを含んだハンバーガー全体を風味豊かな油に浸すように希望するそうで、包装紙が油でまみれることも珍しくなく、同店のハンバーガーについては次のような感想が寄せられていた。

「数年前に食べたことがあるけど、人生で食べたハンバーガーの中で一番脂っこくてまずかった。これを好きな人もいるけど、私は苦手。しかも油は100年以上も前のものだからね。」
「過大評価されている。2019年に食べてみたが、感動はなかったね。」
「あまり美味しそうには見えないな。」
「想像するだけで気分が悪くなる。」
「この油は、第一次世界大戦や第二次世界大戦、大恐慌、冷戦を生き延びたということだよね。」
「うちのおじいちゃんよりも古いということか…。」
「私は一度食べてみたいな。」
「ここのバーガーは美味しいよ。」
「最高のバーガーだよ!」

通な人はパティだけでなく、ハンバーガー全体を風味豊かな油に浸してから包んでもらうという。写真はトリプルパティのバーガー(『Dyer’s Burgers Facebook「You made it to the weekend!」』より)

ちなみに、店では毎週約340~453キロ(750~1000ポンド)の牛ひき肉を消費しており、ケンドールさんは特製油に何か問題が生じた場合に備え、バケツ10杯分の油を保管している。これは店の特製牛ひき肉は、調理されると必ず余分な油が出るためで、ハンバーガーを作るたびに特製油は増え、油がなくなる心配はないそうだ。

なおハンバーガーといえば、たびたび話題になるのが古いマクドナルド商品だ。過去には米ユタ州で、20年前に購入されたマクドナルドのハンバーガーが、出来立てのような見た目だと話題になった。またアイスランドでは2019年、10年前に購入したマクドナルドのチーズバーガー&ポテトが「カビもなく腐ってもいない」と注目された

画像は『Oddity Central 「Restaurant Has Been Frying Burgers in the Same Grease for Over 100 Years」(Photo: Pinterest)』『Dyer’s Burgers Facebook「You made it to the weekend!」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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