中国・山東省乳山市の葬儀会社が「遺体安置所管理者」を募集し、独特の採用条件を提示した。この職種の月給は2200元(約4万5000円)で、面接に進むには低温管理された遺体安置所で10分間過ごす試験に合格する必要がある。この条件に対し、ネットユーザーたちの反応は多岐にわたり、笑いや批判の声が広がった。中国のニュースメディア『手机搜狐网』などが報じた。
―遺体安置所での現場試験
乳山市葬儀サービスセンターが提示した募集要項によれば、「遺体安置所管理者」に応募するには、乳山市に永住権を持つ45歳以下の男性であり、中学卒業程度の学歴を有することが条件となる。また、24時間勤務や夜勤に対応できる健康状態であることも求められている。
さらに、70元(約1400円)の試験料を支払い、低温管理された遺体安置所で10分間過ごす現場試験が必須となる。その試験に合格した応募者は、面接、身体検査、6か月の試用期間を経て正式に雇用される。
―SNS上では「給料が低すぎる」と批判も
今回の求人広告は、中国のSNS上で瞬く間に拡散し、多くのユーザーからコメントが寄せられた。あるユーザーは「火葬場に10分間いさせられるよりはずっとマシだ」と冗談を言い、