そっと遠くから見守った。
約1時間後、自宅にはジェイソンさんとアーリントン動物福祉連盟のスペンサー・マレーさん(Spencer Murray)がほぼ同時に到着し、スペンサーさんは早速、大きなネットでフクロウの捕獲にあたった。
ところが、家族が家の大きなドアを開け放っても、フクロウは部屋に居座り続け、一度ツリーからキッチンに移動し、再びツリーのてっぺんへ戻った。
なお、この時の様子はカメラが記録しており、ツリーのてっぺんに留まるフクロウを見たジェイソンさんが「あそこは完璧な場所だね」と話すと、興奮した長女は笑いながら「フクロウは木のてっぺんにいるわ…。どうやってあのフクロウを外に出すの?」とスペンサーさんに質問した。
これにスペンサーさんは、「忍耐が必要だね。フクロウが疲れ果てるまで、何度も飛び回らせるんだ」と答えた。しばらくするとネットでフクロウの捕獲に成功し、裏庭で優しく逃がした。
スペンサーさんは「動物の救出を始めて4年になるけど、フクロウと遭遇したのはこれで二度目。これまで対応した中でも、最もお気に入りのレスキューの一つだったね」と明かし、「クリスマスツリーの上から私たちを見つめるフクロウの姿は、絵に描いたような完璧な瞬間だった」と述べた。
当時の写真や動画はアーリントン動物福祉連盟のSNSで公開され、「魔法のようでとても美しい」「なんて素晴らしい写真なのかしら。これは来年の家族のクリスマスカードに使えるわね」「私たちのクリスマスツリーのてっぺんにもフクロウを飾ってみたわ」「最高にクールなクリスマスツリーの飾りだね」「真実はフィクションよりも素晴らしい」「私のツリーにもフクロウが来ないかしら?」「フクロウが来るなんて良い兆し。来年はきっといい年になるよ」といったコメントが多数寄せられた。
一方でジェイソンさんは、フクロウについて興奮冷めやらぬ様子でこう語った。
「フクロウは非常に美しい動物で、私たちはとても幸運だったと思う。フクロウが去っていくのを見るのはとても悲しかったけど、本当にゴージャスだったし、家の中を静かに飛び回るのを見ることができたのはクールな体験だった。それに子供たちは大喜びだったよ。」
ちなみに昨年には米ケンタッキー州で、モミの木の農園(ツリーファーム)で購入し、居間に飾られていたツリーの中にフクロウが見つかった。家族がツリーを飾ってから4日後のことで、フクロウはその間、ツリーの中でじっと息を潜めていた。
画像は『AWLA Instagram「Twas the week before Christmas, and perched on the tree was an unexpected visitor as majestic as can be!」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)