居間でくつろいでいた米テキサス州の女性はある日、クリスマスツリーの中に大きなネズミの尻尾のようなものが付いている毛の塊を見つけて驚いた。よく見るとそれは、家の中にいるはずのない有袋類の“オポッサム”で、女性がやっとのことで捕獲すると強烈な死臭を放ったという。米ニュースサイト『People』が伝えた。
テキサス州に住むTikTokユーザー「ブレットさん(Brett)」は先月末、自宅のソファーでくつろいでいる際、聞き慣れないクシャミを聞いた。犬3匹と猫1匹を飼っているブレットさんは当初「ペットがクシャミをしたのだろう」と思ったそうだが、近くに4匹の姿は見当たらなかった。
すると再び、前回よりも大きなクシャミと何かがカサコソ動く音が聞こえ、ブレットさんは「猫がソファーの下に入り込んで出られなくなったか、窓のそばで寝ているのだろう」と思い、重い腰をあげたのだった。
その時だった。ブレットさんは居間のクリスマスツリーの中に、大きくて長いネズミの尻尾のようなものがあるのに気付いて震え上がった。
「いったいそれが何なのか分からなくてね。大きくて灰色の毛の塊を見てショックを受け、思わず彼に電話したの」と当時のことを振り返るブレットさん。彼からは「もしかしたらそいつに噛まれたり、機嫌が悪くて抵抗されるかもしれないから、ゴム手袋を探してから家から追い出すように」と言われたそうで、ゴム手袋をはめると早速、ツリーの中の侵入者の捕獲にあたったという。
実はその夜、ツリーの中に忍び込んでいたのはオポッサムで、ブレットさんはまず、ペットたちをケージに入れて安全を確保した。そしてオポッサムを両手で掴み、ツリーの中から引っ張り出そうと努力した。
しかしどんなに強く引っ張ろうとも、オポッサムは枝にしっかりとしがみつき離れなかったそうで、ブレットさんはとりあえず、その個体をカメラに収めることにした。
当時の動画では、雪をイメージした人工樹のツリーが美しくライトアップされているのが分かり、オポッサムはその真ん中で白い顔だけ見せている。2つの目はブレットさんをジッと見つめているようにも見え、動画には「なぜこれが今、私の家の中にいるのか理解できない」と言葉が添えられている。
ブレットさんはその中で