危険犬種「アメリカンブリーXL」10歳女児の首を狙って襲う 飼い主は違法に…
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家族や村人たちは捜索したものの見つからず、継父がその後、警察に通報した。
現場には警察官4人が駆けつけ、午前9時26分、シナクットビーチから約600メートル離れた海岸で、頭部と右手がない遺体が打ち上げられているのが見つかった。遺体はデニス君のものと確認され、現場から地元の病院へと運ばれた。
なお、マレーシアの中でも特にボルネオ島のサラワク州とサバ州では、イリエワニが生息する川や沿岸地域で人間への襲撃が増加していると報告されている。これはマングローブの伐採などが原因でイリエワニの生息地が消失し、人間との間に軋轢が生じているためで、9月にはサラワク州で、川で泳いでいた6歳女児がワニに水中に引きずり込まれ、死亡した。
ちなみにデニス君が襲われたサバ州ラハダトゥでは、イリエワニの個体数が増加しており、野生生物局のレンジャーは21日、アブラヤシ農園の小川にいたオスのイリエワニを射殺していた。この個体は18日に、ある農場の牛を襲ったとみられており、体重250キロ、体長4.42メートルと同地域でこれまで記録された中で最大だった。さらに同局は「村人の安全が脅かされている」として、22日に2頭、23日に1頭を射殺しており、イリエワニの個体数の管理や襲撃を減少させるための対策に追われている。
画像は『Sinar Harian 「Budak maut dibaham buaya ditemukan tanpa kepala, tangan」』『Borneo Post Online 「Three crocodiles shot dead in Lahad Datu」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)