マレーシア東部にあるボルネオ島サバ州ラハダトゥのビーチで13日、浅瀬で遊んでいた10歳男児が、友人らの目の前でワニに襲われた。ボルネオ島では近年、ワニの襲撃による死亡事故が顕著に増加しており、この男児は襲撃から3時間足らずで無惨な状態で発見された。悲劇のニュースをマレーシアのネットメディア『Sinar Harian』などが報じた。
13日午前7時頃、5人の子供たちと一緒にシナクットビーチ(Sinakut Beach)の浅瀬で遊んでいたデニス・ロディ君(Denis Rodi、10)が突然、大型のイリエワニに襲われ、水中に引きずり込まれた。
サバ州野生生物局のレンジャー(自然保護官)であるシルベスター・サイミン氏(Silvester Saimin)によると、デニス君はその日、ビーチから近い親戚が住む村を家族と共に訪れていたそうで、事故について次のように説明した。
「午前7時頃、叔母に連れられ、5歳から10歳の子供たちが海水浴を楽しんでいた。ところが不幸にも子供たちのグループの真ん中にいた被害者(デニス君)がワニに襲われ、水中に引きずり込まれた。」
デニス君がワニに襲われた直後、