イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-ikumi

【イタすぎるセレブ達】メリル・ストリープ、カンヌ国際映画祭の名誉パルムドール受賞「計り知れないほど光栄」

「このような名誉ある賞の知らせを受け、計り知れないほど光栄に思います」と述べ、こう続けた。

「カンヌ国際映画祭での受賞は、国際的な芸術家コミュニティにとって、常に映画製作という芸術における最高の達成を意味します。以前に称えられた人々の影に立つことは、屈辱的であると同時にスリリングなことでもあります。」

ジュリエット・ビノシュから賞を授与されたメリル・ストリープ。トロフィーを受け取り「計り知れないほど光栄です」と述べた(『Festival de Cannes Instagram「Juliette Binoche remet une Palme d'or d'honneur à la “Dancing Queen” Meryl Streep」』より)

そして会場で自身のキャリアを振り返る映像が流されると、メリルは冗談交じりにこう話した。

「まるで超高速列車の窓から、私の青春時代が中年期へと飛翔し、まさに今夜このステージに立っているところを眺めているようです。私の顔が嫌にならず、列車から降りずにいてくれたことに、本当に感謝しています。」

この後には、かつて自身の母親から言われたという言葉をこのように回想した。

「常にすべてのことに正しい母が、こう言ったのです。『メリル、いつか分かるわ。すべてがあっという間に過ぎ去ることを。本当に速いのよ』とね。そして実際にそうなった。ただし、私の長すぎるスピーチを省いてね。」

続いてメリルは35年前にカンヌに出席したことについて、「あの時、私はすでに3児の母で40歳になろうとしていた。キャリアは終わったと思っていました」と振り返ったうえで、こう述べた。

「それは当時の女優にとって、非現実的な期待ではなかった。そして私が今夜ここにいて、それが続いている唯一の理由は、私が一緒に仕事をした非常に才能あるアーティスト達のおかげです。」

そしてメリルは、自身が出演した映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2019年米公開)を監督した、審査員長のグレタ・ガーウィグを指差した。ガーウィグ監督は、カンヌ国際映画祭の審査委員長を務めた初の米国人女性監督だ。

画像は『Festival de Cannes Instagram「Juliette Binoche remet une Palme d’or d’honneur à la “Dancing Queen” Meryl Streep」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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