海外発!Breaking News

writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】清掃作業中、3メートル下に転落した男性 鉄の棒が心臓と肺に突き刺さる(印)

すぐに鉄の棒の除去手術が行われることになった。

ムンネさんのレントゲン写真。鉄の棒は心臓や肺を貫通していたが、心臓は動いている状態だった(『Talker 「Man survives falling on iron rod that pierced his heart and lungs」(Rare Shot News via SWNS)』より)

今回のような場合、一般的には患者の心臓を一時的に停止させ、人工心肺装置(全身への血液を送る心臓の動きと、血液中の二酸化炭素を酸素へ換える肺の働きを機械が代わりに行う装置)を使用して、手術が行われるという。しかし手術には30万ルピー(約55万円)が必要で、ムンネさんの家族にとってあまりにも高額だった。さらに、人工心肺装置を使用するには循環器科へ移動させる必要があったが、移動の時間すら惜しいほどの状況だった。手術を担当することになった外傷外科のヴァイバフ・ジャイスワル医師(Vaibhav Jaiswal)とヤドヴェンドラ・ディール医師(Yaduvendra Dheer)は、人工心肺装置を使用せず、ムンネさんの心臓が鼓動している状態で除去手術を行う決断を下した。

身体を貫通しそうなほど深く刺さった鉄の棒は75センチあったそうで、45センチほどに切断しながら慎重に鉄の棒が取り除かれた。大出血などの危険性がある中、穴が空いてしまった心臓の両心室や肺を順番に塞ぎ、4時間の大手術を終えたという。インドのニュースメディア『Times of India』によると、今回と同様の手術はかつて日本で行われたが、その際に医師団は患者の心臓を一時的に停止させ、人工心肺装置を使用したという。今回のように患者の心臓が鼓動している状態で、人工心肺装置を用いずに手術を成功させたのは、同病院がアジアで初めてだったそうだ。

4時間かかった手術で鉄の棒は一部切断され、心臓や肺の穴が塞がれたという(『Talker 「Man survives falling on iron rod that pierced his heart and lungs」(Rare Shot News via SWNS)』より)

手術後、ムンネさんは3日間人工呼吸器を装着し、集中治療室で過ごすことになった。術後4日目には意識を取り戻して、人工呼吸器は外された。その翌日には自力で歩けるようにまで回復したそうで、ムンネさんの回復力には医師らも驚いていた。集中治療室で合計9日間を過ごしていたムンネさんは、快方に向かっているため、まもなく退院できるそうだ。

ちなみに2022年12月には印オリッサ州で、校庭でやり投げの練習中、飛んできたやりが14歳少年の首に刺さるという事故が発生したが、奇跡的に急所を外れて助かっていた。

画像は『Talker 「Man survives falling on iron rod that pierced his heart and lungs」(Rare Shot News via SWNS)』『Báo Nhân Dân điện tử 「Cứu 1 người bị đũa đâm xuyên từ mũi lên não」(Ảnh Bệnh viện cung cấp)』『New York Post 「Man impaled on giant pole ― but he’s smiling about it」(CEN)、「Sleeping teen gets sickle lodged in head in freak accident」(Jam Press/Rare Shot News)』『Daily Star 「Builder gets 5-foot metal rod stuck up his bum after slipping off roof in a storm」(Image: ViralPress)』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)

ベトナムの病院で2023年11月、35歳男性の鼻孔から折れた箸が摘出された。箸は約5か月間も鼻の奥に留まり、頭蓋骨にまで達していたが、男性が異物の存在に気付いたのは手術の直前だったという(『Báo Nhân Dân điện tử 「Cứu 1 người bị đũa đâm xuyên từ mũi lên não」(Ảnh Bệnh viện cung cấp)』より)

アルゼンチンのビーチで2021年12月、強風が吹き荒れて、男性の太ももに飛んできたパラソルが突き刺さる。手術で抜き取る前にパラソルの支柱をチェーンソーで切断した(『New York Post 「Man impaled on giant pole ― but he’s smiling about it」(CEN)』より)

2020年6月、タイの建設現場で働いていた19歳の男性が、強い風に煽られて屋根から転落。男性は落下した際に約150センチの鉄の棒が臀部に突き刺さった(『Daily Star 「Builder gets 5-foot metal rod stuck up his bum after slipping off roof in a storm」(Image: ViralPress)』より)

印マハラシュトラ州で2022年3月、16歳少年がベッドから転げ落ちた際、頭に鎌が刺さってしまう事故が起きた。少年は前日に使用した鎌をベッドの横の床に置いたまま忘れていたという(『New York Post 「Sleeping teen gets sickle lodged in head in freak accident」(Jam Press/Rare Shot News)』より)

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