インドで先月27日、男性が清掃作業中に3メートルの高さから落下し、身体に鉄の棒が突き刺さるという事故が発生した。鉄の棒は男性の心臓と肺を貫通していたが、彼の心臓はまだ動いており、4時間かけて鉄の棒を除去する手術が行われた。手術後の男性は驚きの回復力を見せ、まもなく退院できる見込みだという。英米拠点のニュースメディア『Talker』などが報じた。
痛ましいケガをしたのは、インド北部ウッタル・プラデーシュ州スルタンプール出身のムンネ・ラール・シャルマさん(Munne Lal Sharma、54)だ。普段、三輪タクシーの運転手をしているムンネさんは先月27日、西ベンガル州ドゥルガプルにあるトイレとして設置された建物の上で清掃作業を行っていた。
しかし作業中に突然建物が崩壊し、ムンネさんは高さ10フィート(約3メートル)の場所から転落した。その落下先には鉄の棒があり、ムンネさんの身体に突き刺さってしまったのだ。
ムンネさんはドゥルガプルから約25キロ離れたスルタンプールにある地域病院に運ばれた後、ウッタル・プラデーシュ州ラクナウにある大学病院「King George’s Medical University」に搬送され、レントゲン撮影が行われた。鉄の棒はムンネさんの心臓の両心室を貫通し、肺に達していたが、彼の心臓はまだ動いており、