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writer : ac

【海外発!Breaking News】安楽死直前、胃にウジが湧いていた5本脚の子羊 保護され歩けるまでに(米)<動画あり>

ファー・ベイビーズ動物病院に車を走らせた。

スパイダー・ラムは胃の中にウジ虫が寄生し、ひどい感染症で高熱を出しており、ナタリーさんはその晩、獣医に「このままではダメかもしれない」と言われたものの、子羊は奇跡的に山を越えたという。

胃の中にウジ虫が寄生し、ひどい感染症で高熱を出したスパイダー・ラム。腸が睾丸の中に入っている状態のヘルニアで手術が必要だった(『GoFundMe 「Help Spider Lamb on his surgeries!」』より)

しかしながらスパイダー・ラムは、腸が睾丸の中に入っている状態のヘルニアで、手術が必要であることが判明。ナタリーさんはクラウドファンディングサイト「GoFundMe」に専用ページを設置して寄付金を集めることにした。そうしてSNSにスパイダー・ラムの動画を投稿するとメディアによって取り上げられ、目標額2500ドル(約37万9000円)のところ、6日間で5100ドル(約77万3600円)以上の寄付金が集まった。

さらに嬉しいことに、獣医はスパイダー・ラムの今後についてこう語ったのだった。

「子羊は誕生してから15分ほどで歩くことを始める。スパイダー・ラムは生後1週間も経っていないが、だいぶ力をつけ、なんとかバランスを取って立ち上がることができるようになった。もちろん他の羊と比べると普通とは言えないものの、“この子なりの普通の人生”を歩むことができる。」

通常であれば安楽死されるところだったが、農場主は可愛くて処分できなかったそうで、連絡を受けたナタリーさんが引き取った(『WLOX Instagram「A Wiggins woman rescued a lamb born with five legs from a South Mississippi farm」』より)

こうしてスパイダー・ラムは退院後、ナタリーさんの家の囲いの中で過ごし、歩くことにも挑戦。SNSには、よろめきそうになりながらも頑張って前に進む姿が投稿されている。また、今では経管栄養から哺乳瓶でミルクを飲めるまでになり、日本時間3月31日にはナタリーさんの農場で過ごす様子がシェアされていた。ヘルニアの手術は4月末に予定しているそうで、5本目の脚は歩くのに邪魔ではないため、そのまま残す予定だという。

ナタリーさんの40エーカー(東京ドーム3.4個分)の農場で過ごすスパイダー・ラム。普通の子羊と比べると成長はゆっくりだが、確実に前に進んでいる(『Fox News 「Five-legged lamb gets second chance after Mississippi woman opens home and heart for rehabilitation」(Natalie Renot via Facebook)』より)

なお、ナタリーさんは夫と16歳の娘の3人暮らしで、小売業者として働く傍ら、7年前から動物たちのリハビリを始めたという。最初は猫を受け入れ、徐々に農場の動物を保護するようになったそうで、今では100匹以上の動物たちをケアしている。それでも時には「リハビリなどせずに安楽死させるべき」といった声も届くそうで、最後にこう述べていた。

「私は『たとえ他の子たちと違って生まれても、全ての生き物は“幸せな人生を歩むため”に挑戦すべきだ』と信じているの。それは私にとって時にストレスとなり、落胆することもあるし、睡眠不足にもなる。でも自分の時間を、動物たちに再び生きるチャンスを与えるために捧げることは、最高にやりがいのあることだと思っているの。」

ヘルニアの手術を4月末に予定しているというスパイダー・ラムとナタリーさん。5本目の脚は歩くのに邪魔ではないため、そのまま残すそうだ(『Fox News 「Five-legged lamb gets second chance after Mississippi woman opens home and heart for rehabilitation」(Natalie Renot via Facebook)』より)

テックインサイト編集部からは、現在のスパイダー・ラムの体調について質問するとともに、多くの動物の保護、リハビリに尽力するナタリーさんに感謝の言葉を届けている。

ちなみに昨年5月には、腫瘍で顔が2倍になり複数の獣医から安楽死を勧められたスペインのシベリアン・ハスキーが、飼い主のTikTokでの訴えがきっかけで救われた。約900キロ離れた動物クリニックが手術を引き受けていた。

@renotranch 5am update. Still flushing his stomach out to make sure all maggots are gone! I am still having to force feed him but i did stsnd him up and he walked a little bit so i call that progress!! He makes it past this hurdle then he will have surgery to have his intestines put back where they need to go, right now they are herniated into his nut sack. Im so greatful fof thoseveho donate to help me save them! ❤️#sheep #oneinamillion #rare #5legs #specialneeds #special #farmlife #rescue ♬ Hopeful – Ramol

画像は『Fox News 「Five-legged lamb gets second chance after Mississippi woman opens home and heart for rehabilitation」(Natalie Renot via Facebook)』『GoFundMe 「Help Spider Lamb on his surgeries!」』『WLOX Instagram「A Wiggins woman rescued a lamb born with five legs from a South Mississippi farm」』『El Periódico Mediterráneo 「Una clínica veterinaria de Castellón salva la vida a un perro al que nadie quería operar」(JAVIER FLORES)』『The Mirror 「Extremely rare puppy born with six legs, four testicles & extra penis survives odds」(Image: Robert Scheer/IndyStar / USA TODAY NETWORK)』『Tilly Instagram「Standing proud for what we believe:」』『Greenacres Rescue Facebook「APPEAL FOR INFORMATION」』『Daily Star 「Miracle puppy born with six legs and two tails in world first is ‘happy and healthy’」(Image: Neel Veterinary Hospital)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

スペインの動物クリニックで2023年5月、複数の獣医から安楽死を勧められたシベリアン・ハスキーに手術を行い、その命を救った。シベリアン・ハスキーは腫瘍で顔が2倍に腫れ上がっていた(『El Periódico Mediterráneo 「Una clínica veterinaria de Castellón salva la vida a un perro al que nadie quería operar」(JAVIER FLORES)』より)

重度の奇形で誕生し、米インディアナ州の動物病院で「長くは生きられないだろう」と言われたジャーマンシェパード。2度の手術を経て生後7か月に成長した姿が2022年4月に伝えられた(『The Mirror 「Extremely rare puppy born with six legs, four testicles & extra penis survives odds」(Image: Robert Scheer/IndyStar / USA TODAY NETWORK)』より)

2019年6月、チベタンスパニエルのミックス犬を引き取った女性。「短脊椎症候群」を抱えており「余命3~5か月」と医師に告げられるも、2021年に2歳を迎えていた(『Tilly Instagram「Standing proud for what we believe:」』より)

英ウェールズにある小売店「B&M」の駐車場で2023年9月、小さな捨て犬が発見された。6本脚のこの犬は動物保護団体に保護されていた(『Greenacres Rescue Facebook「APPEAL FOR INFORMATION」』より)

米オクラホマ州の民家で2021年2月、6本の脚と2本の尻尾を持った子犬が誕生した。母犬には見放されてしまったものの、飼い主が哺乳瓶でミルクを与えて元気に育っているという(『Daily Star 「Miracle puppy born with six legs and two tails in world first is ‘happy and healthy’」(Image: Neel Veterinary Hospital)』より)

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