このほどイギリスの駐車場に捨てられていた子犬が、動物保護団体により保護された。この子犬は後ろ脚が4本ついており、前脚と合わせて6本の脚を持っていた。獣医が診察すると内臓機能に問題はなかったが、余分に生えた後ろ脚はまったく機能していないことが判明した。その余分な脚を切除するために手術の計画が立てられる予定だと、米ニュースメディア『New York Post』などが伝えている。
英ウェールズ南西部ペンブルックシャー州ペンブローク・ドックで先月27日、小売店「B&M」の駐車場に小さな捨て犬が発見された。同州ハバーフォードウエストにある動物保護団体「グリーンエイカーズ・レスキュー(Greenacres Rescue)」により保護された子犬はメスで生後11週と分かったが、後ろ脚が4本あり、前足と合わせて6本の脚を持っていた。
スパニエル系の犬種であるこの子犬は、余分に生えた2本の脚が人魚の尾ビレに見えることから、ディズニー映画『リトル・マーメイド』のキャラクターである“アリエル(Ariel)”と名付けられた。その後、アリエルは地元の動物病院「Fenton Vets」で詳しい検査を受けることになった。
レントゲン撮影などを行うと、幸いにも内臓に異常はなかったが、股関節が余分にあるせいで骨盤がきちんと形成されておらず、不完全だが余分な外陰部も形成され始めていることが分かった。グリーンエイカーズ・レスキューの創設者であるマイキー・ローラーさん(Mikey Lawlor)によると、余分な脚は尻尾の右側から生えており、