海外発!Breaking News

writer : tinsight-masumi

【海外発!Breaking News】3メートル超のサメを釣ってしまった男性、釣り針を外し一緒に泳いで海へと帰す(米)<動画あり>

ヒラシュモクザメの頭を優しく沖合の方に向けさせ、一緒に泳いで沖合へと連れていったのだ。

ブランドンさんは渾身の力でリールを巻き、釣り針にかかったヒラシュモクザメを一旦波打ち際まで引き寄せ、浅瀬で釣り針を外してあげた(画像は『New York Post 2023年12月22日付「Fisherman nabs 12-foot shark ― walks it back to sea in wild video: ‘Must have a death wish’」 (Brandon Griffin via Pen News)』のスクリーンショット)

最終的にヒラシュモクザメを無事に海に帰すことができ、ブランドンさんとゲイジさんは喜びの叫び声をあげている。ブランドンさんの勇敢な行動には、視聴者から「鋼鉄のような度胸だ」「これまで見た中でも最も壮大なシーン」と称賛のコメントが届いたが、一方で「不必要に命を危険に晒している」といった非難する声もあったようだ。

しかし、英ニュースメディア『Pen News』のインタビューに応じたブランドンさんは「最新の注意を払っていた」と明かし、次のように述べている。

「(こんな時には)必ず2人で水に入って(シュモクザメ)をリリースして(海へ帰して)あげるんです。あと、シュモクザメの口には絶対に手を近づけないようにします。だけど、何だか体が大きいというだけで彼らが悪者扱いされているような感じを僕は受けるんですよね。これまで僕はかなりの数のシュモクザメをリリースしてきましたが、彼らは何の害も及ぼしませんでした。」

ヒラシュモクザメの頭を沖の方へと向けながら一緒に泳ぐブランドンさん(画像は『New York Post 2023年12月22日付「Fisherman nabs 12-foot shark ― walks it back to sea in wild video: ‘Must have a death wish’」 (Brandon Griffin via Pen News)』のスクリーンショット)

またブランドンさんによると、シュモクザメはとても神経質で沖へ帰すのに45分以上かかってしまうと健康に問題を引き起こすそうだ。今回、ブランドンさんたちは、ヒラシュモクザメが釣り針にかかったと分かった瞬間からおよそ22分後に沖へ帰すことに成功したという。

ちなみにフロリダ州の法律では、一部の小型種のみサメ釣りが認められており、フロリダ海域でのシュモクザメの水揚げや許可なく所有することは禁止されているそうだ。ブランドンさんは、「もし釣り糸にシュモクザメがかかったと分かった時は、できる限り素早く安全に海へ帰すようにしています」と語ったものの、シュモクザメを沖に帰す際には、彼らの後を追う獰猛なオオメジロザメやイタチザメが付近にいるのではないかと恐怖を感じることもあると述べていた。

なお、テックインサイト編集部ではブランドンさんに、ヒラシュモクザメが釣り針にかかった瞬間はどのような感情が湧いたのか、また彼らを海に帰す際の最も困難な部分についてなどをうかがうべく取材を申し入れている。

画像は『New York Post 2023年12月22日付「Fisherman nabs 12-foot shark ― walks it back to sea in wild video: ‘Must have a death wish’」 (Brandon Griffin via Pen News)、2023年4月14日付「Watch the terrifying moment a 220-pound shark lodges teeth into snorkeler」(mediadrumimages/Ibrahim Shafeeg)』『The Mirror 2021年10月20日付「Labrador kisses massive whale shark on the nose during adorable meeting」(Image: @jadepursell_/Kennedy News)』『TODAY 2022年6月24日付「Man attacked by shark speaks out after good Samaritans helped save him」』『Timothee Morrison Dufour 2020年12月17日付Facebook「Cannabella HQ has its own security guard patrolling Burleigh Waters.」』『7NEWS.com.au 2020年9月29日付「‘That’s not a basking shark, dude’: Man swim with ‘harmless’ creature takes terrifying turn」(Credit: TikTok/rydersonthestorm)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

オーストラリア西部の海で2021年9月、ボートに乗ったラブラドール・レトリバーがジンベイザメに優しくキスする様子が捉えられた(画像は『The Mirror 2021年10月20日付「Labrador kisses massive whale shark on the nose during adorable meeting」(Image: @jadepursell_/Kennedy News)』のスクリーンショット)

モルディブで今年、シュノーケリングを楽しんでいた女性が体重約100キロのコモリザメに襲われた。人を襲うことが滅多にないと言われるコモリザメだが、脅威を感じると攻撃することがあるという(画像は『New York Post 2023年4月14日付「Watch the terrifying moment a 220-pound shark lodges teeth into snorkeler」(mediadrumimages/Ibrahim Shafeeg)』のスクリーンショット)

米モントレー湾で2022年6月、遊泳中だった62歳の男性が突然ホオジロザメに襲われた。専門家らは、この襲ったホオジロザメは体長約6メートルと「世界最大級の可能性」があることを指摘していた(画像は『TODAY 2022年6月24日付「Man attacked by shark speaks out after good Samaritans helped save him」』のスクリーンショット)

豪クイーンズランド州で2020年12月、オオメジロザメが民家の裏庭に突如現れた。このサメは1週間以上も続いた大雨により、決壊した運河から鉄砲水とともに流れ込んできたようだ(画像は『Timothee Morrison Dufour 2020年12月17日付Facebook「Cannabella HQ has its own security guard patrolling Burleigh Waters.」』のスクリーンショット)

2020年9月、米カリフォルニア州の海に飛び込んだ男性。おとなしい「ウバザメ」と一緒に泳ごうとするも、実は獰猛なホホジロザメだったことから命の危機に直面していた(画像は『7NEWS.com.au 2020年9月29日付「‘That’s not a basking shark, dude’: Man swim with ‘harmless’ creature takes terrifying turn」(Credit: TikTok/rydersonthestorm)』のスクリーンショット)

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