同著のオランダ語版の出版社「Xander Uitgevers」に向けて、その“会話”に参加した王族2人の名前を記載した草稿を送ったという。
そして同著が印刷される数週間前に、最終稿が改めて送られた。その原稿では人種差別的な発言をした王族2人の名前は省かれていたが、翻訳者は以前の草稿を参考に作業を進めていたとみられる。
オミッド氏は先日出演した『This Morning』のインタビューに応じた際、自身の著書のオランダ語版で王族2人の名前が誤って記載されたことに対し、王室に謝罪することを拒否していた。
同氏は「現実には、これは私だけに知らされた情報ではありません。ジャーナリスト達は長い間、その名前を知っていました。それについて話す時は、みんなある種の行動規範に従ってきたのです」と言い、責任はオランダの出版社に押し付けていた。
オランダの出版社「Xander Uitgevers」の代表取締役を務めるアンケ・ローレン氏(Anke Roelen)は、同著が一旦発売中止になったのは単なる「エラー」であると釈明し、12月8日には同著の修正版が店頭に並ぶと述べた。
今回の件に関し、現在のところバッキンガム宮殿は公式な声明文などを発表していない。しかし宮殿は、スキャンダルに対する法的措置も含め、あらゆる選択肢を検討していると報じられている。
画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2019年7月6日付Instagram「This morning, The Duke and Duchess of Sussex’s son,」』『This Morning 2023年11月30日付X「‘I never expected it to be presented fairly on the pages of the same papers that their secrets are now being revealed for the first time…’」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)