英王室に関する暴露本『Endgame(原題)』のオランダ語版で人種差別的な発言をした王族2人の名前が誤って記されたことについて、著者オミッド・スコビー氏とオランダ語の翻訳者が異なる主張をしている。オミッド氏は英語のオリジナル版に王族2人の名前は記載していないと述べ、今回のスキャンダルは宣伝のための演出ではないと伝えた。一方、オランダ語版の翻訳者は「そこには王族の名前がはっきりと書かれていた」と語っている。
英王室伝記作家オミッド・スコビー氏による新たな暴露本『Endgame(原題)』が現地時間11月28日に世界同時発売され、その内容が大きな物議を醸している。
同著のオランダ語版では、メーガン妃がアーチー君(当時)を妊娠中、生まれてくる赤ちゃんの肌の色を懸念した2人の王室メンバーの名前が誤って記載されたため、急遽発売中止となった。
英メディアはこの件を大きく取り上げたものの、2人の人物の名前は断固として伏せていた。
しかし29日夜には、英司会者ピアース・モーガンが自身の冠番組で、同著に書かれていた名前はチャールズ国王とキャサリン皇太子妃だったと明かした。
その後、英メディア『The Times』『The Guardian』が2人の名前を報じると、他の国内メディアも報道した。
30日には、著者オミッド氏が英ITVの番組『This Morning』にゲスト出演し、オランダ語版の内容について次のように語った。
「今はまだ調査中です。私はある出版社で英語版の執筆と編集をしました。そして、他の出版社とライセンス契約を結んだのです。私はもちろん、イタリア語、ドイツ語、フランス語、オランダ語やその他の言語を話すことができません。」
そして自身が執筆したオリジナルの英語版について、