海外発!Breaking News

writer : h-r

【海外発!Breaking News】カップルがゴミ山を背景にした結婚写真で環境問題を訴える(台湾)

民間廃棄物処理会社「クリーンアウェイ」に3年間で6万7500トンの廃棄物処理を委託する契約を結んだ。この官民パートナーシップ計画は3年間続く予定で、初年度は1万3000トンを処理する計画である。

アイリスさんは9月21日にFacebookに投稿し、2024年1月20日に環境保護や動物愛護をテーマにした結婚式を挙げる予定であると発表した。式では海岸清掃も行われ、余った料理は持参した容器で持ち帰るように呼びかけている。

ゴミ捨て場での撮影を提案したアイリスさんとそれを受け入れた夫のチォウさん。2人は来年1月に環境保護や動物愛護をテーマにした結婚式を挙げる予定だ(画像は『Iris Hsueh 2023年10月16日付Facebook「垃圾山婚紗照奇遇記 & 新聞集中串」』のスクリーンショット)

このニュースに対し、人々からは「特別な結婚写真だ!」や「私は埔里出身なの。感動したわ」といった夫婦を称賛するコメントが寄せられている。

アイリスさんはこの反響について、テックインサイト編集部に「ニュースになったのは予想外でした」と驚きつつも「環境に関心を寄せてくれる人が増えているのは、喜ばしいことです」と心境を語る。

今回撮影したゴミの山の前での結婚写真は、来年挙げる結婚式“エコウェディング”への準備という役目もあったようだ。アイリスさんは「ウェディングケーキや残った料理を入れる容器をゲストに持参してもらい、使い捨てのビニール袋は使わないでほしい」と希望しているが、年長者の中には「面倒くさい」「やりたくない」と言う人もいたとのこと。そこでゴミの山を見せて説得することを思いついたそうだ。式で行う海岸清掃では「ゴミや環境問題をビーチで“見る”ことで、生活習慣を変え、環境への関心を高めてほしい」と期待している。

「台湾の人口は減少しているが、ゴミの量は年々増加している」というアイリスさん。「これは便利な生活が増え、ゴミの量が増えているにもかかわらず、誰もそれを気にしないため」と原因を明かす。日常生活で私たちができるエコ活動について聞いたところ、「たくさんありますが、まずは気にかけることから始めてほしい」と次のものを挙げてくれた。

・エコ食器を持参する、やかんを持参する、容器を持参する、レジ袋を持参する
・使い捨てプラスチック製品を使わない
・エコ製品(布おむつ、布ナプキン、月経カップ、月経ディスク)を使う
・自分の二酸化炭素排出量に目を向け、公共交通機関を頻繁に利用し、地元の果物や野菜、農産物を購入する
・電気自動車を購入する
・過剰消費を抑える
・パソコン、スマートフォン、家電は壊れたらまず修理する
・使わないものは捨てる前に、まずは使える人に譲ることを考える

そして最後に「私の写真を見てくれてありがとう。もっと多くの人が環境に関心を持つことを願っています!」と締めくくった。

画像は『Iris Hsueh 2023年10月16日付Facebook「垃圾山婚紗照奇遇記 & 新聞集中串」』『Nonts Kongchaw 2022年1月6日付Facebook「Pre Wedding – Love Beyond Death」』『L I S A . R O S E 2019年6月18日付Instagram「Bringing a whole new meaning to “buying in bulk”」』『real fix 2018年7月18日付「Couple Who Used Food Destined For Landfill As Wedding Buffet Recycled Enough Surplus To Feed 140 Guests」(SWNS/REALFIX)』『Yahoo News Australia 2020年7月2日付「Terrifying moment couple swept away while posing for wedding photos」(Source: Instagram/@abcnews)』『Hatt Photography 2017年9月23日付Facebook「A special shout out to last night’s groom Clayton!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 H.R.)

タイで2022年1月、墓地や火葬場などで葬儀に見立てた“結婚式の前撮り写真”を撮影したカップル。「罰当たりだ」と非難の声が続出していた(画像は『Nonts Kongchaw 2022年1月6日付Facebook「Pre Wedding – Love Beyond Death」』のスクリーンショット)

ハワイのオアフ島にあるコストコで出会ったカップル。2019年5月、思い出の店舗で結婚記念写真を撮影していた(画像は『L I S A . R O S E 2019年6月18日付Instagram「Bringing a whole new meaning to “buying in bulk”」』のスクリーンショット)

環境問題を考慮する英ウェスト・ヨークシャー州のカップルは2018年7月、披露宴でゲストに廃棄寸前の食材を使った料理を振舞っていた(画像は『real fix 2018年7月18日付「Couple Who Used Food Destined For Landfill As Wedding Buffet Recycled Enough Surplus To Feed 140 Guests」(SWNS/REALFIX)』のスクリーンショット)

米カリフォルニア州のビーチで2020年、結婚写真を撮影中のカップルが大波にのまれる。危険な記念撮影を行ったカップルやカメラマンには批判の声が相次いだ(画像は『Yahoo News Australia 2020年7月2日付「Terrifying moment couple swept away while posing for wedding photos」(Source: Instagram/@abcnews)』のスクリーンショット)

カナダのオンタリオ州で2017年、結婚記念写真の撮影中、花婿が咄嗟に湖に飛び込み溺れた少年を救助していた(画像は『Hatt Photography 2017年9月23日付Facebook「A special shout out to last night’s groom Clayton!」』のスクリーンショット)

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