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writer : hanako

【海外発!Breaking News】8年間不妊治療を続けた夫婦、3か月間で4人の子供の親に(米)<動画あり>

2人は親戚から胚養子縁組(Embryo Adoption)の話を聞いた。

胚養子縁組とは、体外受精の過程で使用されなかった凍結胚を持っている人々から提供を受け、妊娠出産を行うことができるものだ。

夫婦は2022年12月、それを実行するためテネシー州ノックスビルの非営利団体「全米胚提供センター(National Embryo Donation Center、以下NEDC)」へ向かった。そして胚移植を受けたブリトニーさんの妊娠が確認されるも、数週間後に流産してしまったという。

その結果にショックを受けていた2人だが、時を同じくして隣人から養子縁組を希望する妊娠中の女性を紹介されたそうで、ブリトニーさんは当時の心境について次のように明かしている。

「その女性と初めて会ったのは、今年3月のことでした。私たちは本当に嬉しくて、ついに夢が叶ったと思いました。当時、彼女は妊娠中期で、その後の妊婦検診にはすべて立ち会いました。20週目のエコー検査で赤ちゃんが女の子だと分かったんです。」

養子縁組の手続きを進める一方で、胚養子縁組も諦めてはいなかった夫婦は今年4月、NEDCで2度目の胚移植を行った。

そして2021年に凍結された2つの胚と2011年に凍結された1つの胚の移植を受けたブリトニーさんは、3つ子を妊娠した。

「妊娠が判明してから最初のエコー検査の時、私はスタッフに『お願い、赤ちゃんがいると言って…私たちは心からこの子を望んでいるのです』と言いました。すると彼女は微笑みながら『あら、2人いますね。待って…3人いるわよ』と告げたのです。それを聞いた私たちは本当に驚いて、全身の力が抜けてしまいました。」

そのように語ったブリトニーさんの妊娠経過は順調で、7月27日に養女となるチャーリーちゃん(Charlie)の誕生に立ち会い、それから約3か月後の10月19日、妊娠30週を迎えた彼女は帝王切開で3つ子を出産した。

ウルフさん夫婦の立ち会いのもと誕生し、7月に養子縁組で家族に迎えられたチャーリーちゃん(画像は『Good Morning America 2023年10月30日付「After 8 years of infertility, couple becomes parents of 4 babies in 3 months」(Courtesy of Zac and Brittney Wolfe)』のスクリーンショット)

ノックス君(Knox)、ノアちゃん(Noa)、ナヴィちゃん(Navie)と名付けられた3人は全員が約900~1360グラムという極低出生体重児として誕生したため、新生児集中治療室(NICU)に入院したが、3人とも経過は順調だという。

チャーリーちゃんを養女として迎えた3か月後の10月には、女児2人と男児1人の3つ子を出産した(画像は『Good Morning America 2023年10月30日付「After 8 years of infertility, couple becomes parents of 4 babies in 3 months」(Courtesy of Zac and Brittney Wolfe)』のスクリーンショット)

わずか3か月間で4人の子供たちを迎えた夫婦は、これから始まる家族6人での生活についてこのように述べている。

「2度目の胚移植の際に3つの胚がすべて着床し、3つ子が誕生する確率は1%以下だと言われました。それなのに何ということでしょう…でも、私たちはやり遂げたのです。きっとこの先もうまくいくと思います。そして、養子縁組を考えている人は先入観を持たず、この道に進んでほしいのです。家族だけが与えることのできる愛と安定を切望している子供がいます。意志があれば道は開けるのです。」

8年間におよぶ不妊治療の末、養子縁組とテネシー州の「全米胚提供センター(NEDC)」で胚移植を受けて出産し、4人の子供の親になったザックさんとブリトニーさん(画像は『Good Morning America 2023年10月30日付「After 8 years of infertility, couple becomes parents of 4 babies in 3 months」(Courtesy of Zac and Brittney Wolfe)』のスクリーンショット)

なおテックインサイト編集部ではブリトニーさんに、3か月で4人の子供たちの親になるという経験を通して夫婦にどのような変化があったか、これからの家族生活にどのような期待を持っているかなどをうかがうべく取材を申し入れている。

画像は『Good Morning America 2023年10月30日付「After 8 years of infertility, couple becomes parents of 4 babies in 3 months」(Creative State Of Mind Photography)(Courtesy of Zac and Brittney Wolfe)、2022年11月22日付「Couple welcome twins from embryos frozen 30 years ago」(National Embryo Donation Center)、2023年3月7日付「Fiancée of slain reporter speaks out on decision to have his child via IVF」(Courtesy of Casey Fite)、2023年6月16日付「Dads celebrate 1st Father’s Day after adopting 6 siblings」(Samantha Lowe Photo)』『The Sun US 2022年7月5日付「SCRAMBLED EGGS I’m a mom of twins who are only half-sisters ― even doctors are blown away that it’s possible」(Credit: Caters)』『KFOR.com 2020年8月13日付「“I hope one of y’all pick me,” 9-year-old boy desperately wants a place to call home」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

2022年10月、双子の赤ちゃんが誕生した米オレゴン州在住の夫婦。2人が使ったのは1992年に凍結された胚だった(画像は『Good Morning America 2022年11月22日付「Couple welcome twins from embryos frozen 30 years ago」(National Embryo Donation Center)』のスクリーンショット)

2022年2月、二卵性双生児を出産した米ニューヨーク州在住の女性。双子は異母姉妹で、うち1人は女性ドナーの卵子を使って誕生したという(画像は『The Sun US 2022年7月5日付「SCRAMBLED EGGS I’m a mom of twins who are only half-sisters ― even doctors are blown away that it’s possible」(Credit: Caters)』のスクリーンショット)

今年2月、アメリカの連続銃乱射事件により婚約者を亡くした女性。彼の遺体から精子を採取し、体外受精で子供をもうけることを決意していた(画像は『Good Morning America 2023年3月7日付「Fiancée of slain reporter speaks out on decision to have his child via IVF」(Courtesy of Casey Fite)』のスクリーンショット)

米フロリダ州在住の男性カップルは今年5月、3歳から11歳までの6人きょうだいを養子に迎えていた(画像は『Good Morning America 2023年6月16日付「Dads celebrate 1st Father’s Day after adopting 6 siblings」(Samantha Lowe Photo)』のスクリーンショット)

2020年8月、米オクラホマ州の児童養護施設で暮らす9歳少年が「家族が欲しい」と訴え、2日間で5千件の養子縁組のオファーが届いていた(画像は『KFOR.com 2020年8月13日付「“I hope one of y’all pick me,” 9-year-old boy desperately wants a place to call home」』のスクリーンショット)

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