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writer : hanako

【海外発!Breaking News】フリーマーケットで購入したテディベア、オークションで100万円超の値がつく可能性(英)

彼女の祖父が60年間所有していたものだった。

そして、カイルさんがFacebookにその写真を公開したところ、「きっと特別なものでしょう」というメッセージが届き始めたそうだ。

「私の祖母はオークション会社『Hansons Auctioneers』を経営するチャールズ・ハンソンさん(Charles Hanson)の大ファンで、彼に連絡を取るよう勧めてくれたんです。それでTwitterを通じてチャールズさんにメッセージを送ったところ、あっという間に話が進みました。その後、私と母は査定額を聞いて本当に驚きました。購入金額の倍の250ポンド(約4万5900円)くらいになったら嬉しいと思っていたので…こんなに価値があるものだなんて思ってもみませんでした。」

このテディベアは今月16日にオークションにかけられる予定で、同社のテディベア・コンサルタントであるジャネット・ローンズリー氏(Janet Rawnsley)は次のように述べている。

「シナモン色の毛は珍しく、私たちはこのテディベアをミスター・シナモン(Mr Cinnamon)と呼んでいます。ハンサムな顔立ちと鼻と口の部分の短い毛が特徴で、オリジナルのブーツボタンの目もついています。片方の耳が若干違う方向に縫い直されていたり、肉球が交換されたりと小さな補修はあるものの、オリジナルの美しさが非常に良い状態で保たれています。そしてドイツ製のものはプレミアがつく傾向があります。また藁のような感触を持つウッドウールが詰められていることから、かなり初期のものであると考えられます。このテディベアは1905年から1908年頃まで生産数が少なく、とても高価なものでした。本格的なコレクターにとっては非常に珍しく素晴らしいものです。」

シュタイフ社が1905年に制作し、希少価値が高いと判明したテディベアの“ミスター・シナモン”(画像は『BBC 2023年8月10日付「Monmouth: Teddy bear found at car boot sale could sell for £6,000」(HANSONS AUCTIONEERS)』のスクリーンショット)

ちなみにジェネットさん親子が購入したもう1体のテディベアは、第二次世界大戦前に作られた英国のチャド・バレー社(Chad Valley)のもので、80ポンド(約1万4700円)から120ポンド(約2万2000円)の値がつくと予想されている。

オークション開催当日はジャネットさんとカイルさんも見学に行くそうで、「このテディベアを愛してくれる熱心なコレクターに落札されることを願っています」と話している。

画像は『Metro 2023年8月9日付「Rare 118-year-old teddy found at a car boot sale could sell for £6,000」(Picture: Hansons/SWNS)』『BBC 2023年8月10日付「Monmouth: Teddy bear found at car boot sale could sell for £6,000」(HANSONS AUCTIONEERS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

フリーマーケットで購入したもう1体のテディベアはチャド・バレー社が制作したもので、約2万2000円の値がつくと予想されている(画像は『BBC 2023年8月10日付「Monmouth: Teddy bear found at car boot sale could sell for £6,000」(HANSONS AUCTIONEERS)』のスクリーンショット)

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