買い物を終えて受け取った釣り銭の中に、見慣れない2ポンド硬貨(約361円)を見つけた英在住の男性。気になって調べてみると珍しい硬貨であることが分かり、ネットオークションに出品したところ、100倍以上の価格で落札された。この硬貨は2011年に記念硬貨として発行されたもので、たった1枚の硬貨の落札価格に男性は「とても信じられなかった」と驚愕している。英ニュースメディア『Nottinghamshire Live』などが伝えた。
英グレーター・マンチェスターのロイトン在住で4児の父親であるベン・メイソンさん(Ben Mason、26)は昨年10月、近所の店でお釣りを受け取った際に、1枚の硬貨に目を引かれた。それは2ポンド硬貨で、中央に猫のようなキャラクターが描かれていた。
このキャラクターが気になったベンさんは、ネットで調べてみることにした。すると、この硬貨は2011年にイギリス王室領であるマン島で開催された第4回コモンウェルスユースゲームズを記念し、マスコットキャラクターである“トーシャ(Tosha)”をデザインして発行された珍しい硬貨だと判明した。ちなみにマン島特有の動物として、尻尾が無いマンクス猫がいる。
ベンさんは「この事実を知って、eBayのネットオークションではいくらで落札されているのか調べてみようと思ったのです。すると驚いたことに、200ポンド(約3万6159円)を超える価格で売却されていました」と当時を振り返る。たった1枚の2ポンド硬貨が、本当に100倍もの価値を持つのか。ベンさんは半信半疑でeBayに出品してみた。
最初の2日間で190ポンド(約3万4350円)の入札があったが、