このほどイギリスで、亡き夫が隠していた剥製コレクションが屋根裏から発見された。その存在を知らなかった妻がオークションに出品したところ、160万円以上の高値で落札された。夫が30年以上かけて集めたコレクションの中には1860年代に作られた非常に珍しいものもあったそうだ。妻はがんで亡くなった夫を偲び、収益の一部をがん患者を支援する慈善団体に寄付する予定だと話している。『WalesOnline』『The Mirror』などが伝えた。
英ウスターシャー州ブレイクダウンに暮らすジュリー・ギトーズさん(Julie Gittoes、62)は昨年、亡き夫ケビンさん(Kevin)が自宅の屋根裏に隠していた剥製コレクションを発見した。
動物の剥製に魅了されたケビンさんが長年にわたって集めたコレクションは珍しいものが多く、先日開催されたオークションで11000ポンド(約167万円)以上の値がついたという。
亡き夫のコレクションがこれほど価値のあるものだと思わなかったと話すジュリーさんは、生前のケビンさんの趣味についてこう明かした。
「ケビンとは32年前に出会いました。その時からケビンはいくつか剥製を持っていて。それを気持ち悪いと思う人もいますが、彼は本当に魅了されていました。私は興味がなかったけれど、家に飾るのをやめてほしいと言ったことはありません。ちょっと制限はしましたけど、嫌がったり咎めたりすることはなかったんです。それらは主に1926年に建てられたバンガローのホールとラウンジに飾ってありました。娘のエスター(Esther)がまだ小さかった時、友達を呼んでお泊まり会を開くとホールに入るのを怖がる子もいましたね。もともとケビンが持っていたアナグマの剥製は今では私のお気に入りで、家族の一員です。」
「昨年8月にケビンが亡くなった後に屋根裏の工事が必要になって、作業に入った人から『上にたくさん箱があるのをご存じですか?』と言われて。そこには私が知らない剥製が12体もあったんです。ケビンが私に内緒で隠していたとは驚きでした。屋根裏には入らないように言われていましたが、こんなにたくさん買っていたとは…きっと彼も罪悪感があったのでしょうね。」
そして先月28日、