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ハエの幼虫(ウジ)が生きた哺乳類の体内に侵入して起きる「ハエウジ症」だった。これはハエの成虫が誤って目に飛び込んだり、汚染された手で目に接触することで幼虫が寄生するという。
感染の直接の原因となるのは、ミツバチよりも小さく、ヤギやヒツジの鼻孔などに寄生するヒツジバエの幼虫がほとんどで、畜産農家、農場や川の近くに住む人などが感染しやすいという。また幼虫の体にはトゲがあるため、寄生した目の中で動き回ると痒みや充血、腫れ、ひどい場合は視力にも影響を及ぼすそうだ。
眼科専門の英文ジャーナル『BMC Ophthalmology』によると、ヒツジバエの幼虫が引き起こした目のハエウジ症は1918年から2017年までで295件報告されているという。
アテショーグル医師は「夏の時期は、ハエが目に入ることはよくあること」と語り、ハエと接触後、充血や痒みなど通常と違う症状が出た場合には、すぐに医師の診察を受けるようにアドバイスした。
ちなみに過去には、フランスの53歳の男性の目からヒツジバエの幼虫12匹以上が摘出されていた。男性はガーデニング中に何かが目に飛び込んでくるのを感じ、それ以来目の違和感が取れずにいたという。
画像は『Haber Global 2023年7月6日付「10 yaşındaki çocuğun gözünden 11 sinek larvası çıkarıldı」』『MedyaTava 2023年7月6日付「10 yaşındaki çocuğun gözünden ne çıktı7」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)