1年以上前から右目に違和感があった中国の男性の瞼の裏から、約20匹の寄生性線虫が発見された。まるで糸くずのようなその寄生虫は生きており、医師によって1匹ずつ摘出されたという。ゾッとするようなニュースを『ZAKER新闻』などが伝えている。
中国江蘇省にある蘇州市立医院を訪れた60歳のワンさん(仮名)の右瞼の裏から、白くて細長い寄生性線虫約20匹が摘出された。ワンさんは1年以上前から右目に違和感を抱いていたが、眼精疲労だと思い放置していた。
しかしここ最近になって右目に激しい痛みを感じるようになり、同病院の眼科副主任・奚婷氏(Xi Ting)の診察を受けたのだった。検査の結果、ワンさんの右瞼の裏にはかなりの数の寄生性線虫が棲みついていることが判明し、奚医師により手術用ツイーザーで1匹ずつ摘出された。摘まみ出された寄生虫の長さは2センチ弱で、液体の入ったシャーレに入れると身体をくねらせて活発に動いていたようだ。
医師によると、この寄生性線虫の正体は「東洋眼虫」でメマトイと呼ばれるショウジョウバエの仲間が媒介となって感染するという。メマトイは牛や犬などの涙や目ヤニのたんぱく質を餌にしており、一度幼虫が動物の目に入ると15~20日で成虫となり、成虫は卵を胎内で孵化させて幼虫を産む。そしてこの幼虫が再びメマトイに運ばれて、