右手を湯気が立つ温泉の中に突っ込んだ。
女性はその直後「ホット!(熱い)」と悲鳴をあげ、よろけながらその場から走り去っており、男性に「とても熱いわよ!」と訴えている。
動画を撮影した男性は「2人は親子のようだった」と推測、「近くにレンジャーなどがいれば報告できたが、見当たらなかった」と語り、こう説明した。
「彼らに『それは良くないこと。遊歩道から離れるべきでない』と注意したところ、男性は『まあ、なんとでも言えよ』と言ってきた。それでとりあえずカメラを回した。」
なお同公園の温泉は酸性で非常に高温であることが知られており、イエローストーン国立公園のホームページによると、これまでに同公園内の温泉に転落し、熱傷を負って死亡した人は20人以上にのぼるという。
通常、熱源が70度以上であれば、約1秒で熱傷を負うと言われており、『New York Post』ではサイレックス・スプリングの温泉の温度は摂氏78.8度(華氏174度)と伝えている。またアメリカ地質調査所のホームページ『USGS.gov』によると、活発な地熱地帯では摂氏92度(同公園の標高での沸点)で熱湯が沸き出し、蒸気噴出口は最高で摂氏135度に達するそうで、このニュースには次のようなコメントが寄せられた。
「ツーロンズを通報したら、報酬を得られるようにすればいい。」
「彼らには罰金を科し、国立公園への立ち入りを一生涯禁止すべき。」
「命を危険に晒しているだけでなく、繊細なエコシステムに悪影響を及ぼす行為。」
「8年前、公園の温泉内に4つの卵を入れている男性がいた。彼には『それは違法で危険』と伝えたが、聞く耳を持たず、でき上がった卵を取り出す時に手に熱傷を負っていた。」
「どうかしているよ。」
「痛い目に遭わないと分からないのだろうね。」
「温泉に落ちたら、身体が溶けて遺体が見つからないんだよ。誰も引き上げることはできないからね。」
「恥ずべき行為。」
「熱傷を負ったのは間違いないね。」
「娘を止められない父親も愚か。」
「女性はラッキーだっただけだよ。」
ちなみに5月には同公園で、バイソンを撫で、近距離で撮影する“愚かな観光客”がツーロンズで紹介されて注目を集めていた。
画像は『TouronsOfYellowstone 2023年6月21日付Instagram「Ok I would have called these people in but couldn’t find a ranger or service」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)