エンタがビタミン

writer : sekihara

【エンタがビタミン♪】<THE ALFEEインタビュー>結成50年、長く続いた要因は? ライブで久しぶりの歓声に「鳥肌が立った」

今年結成50年を迎えたTHE ALFEE(桜井賢・坂崎幸之助・高見沢俊彦)。50年間一度も休止することなく活動し続けてきたバンドは他に類を見ない。半世紀という長きにわたり、バンドを続けてこられたのは、なぜなのだろうか。また5月17日にリリースされた最新シングルや、久しぶりに声出しが解禁になったコンサート、3人のリフレッシュ法などについてテックインサイトが話を聞いた。

■新曲はケルティックサウンドを取り入れて
―結成50周年おめでとうございます。ちょうど72枚目のシングルとして、ダブルAサイドシングル『鋼の騎士Q/Never Say Die』がリリースされたばかりですが、『鋼の騎士Q』はシングルとしては珍しいケルティックサウンド(ケルト音楽)が取り入れられていますね。
高見沢俊彦(以下、高見沢):ありがとうございます。ドラマ『グランマの憂鬱』(フジテレビ系で放送中)の主題歌が決まってから作った楽曲だったのですが、もともと原作の漫画を読んでいたので、そこで展開される村の様子をイメージして牧歌的な感じもいいかなと思い、ケルティックサウンドにしました。僕らも前々からそういうサウンドはやっていましたからね。言わば今の『無言劇』(1980年のシングル)ですね。
坂崎幸之助(以下、坂崎):令和の『無言劇』(笑)。

―ケルティックサウンドというと、小泉今日子さんに提供されてセルフカバーもなさっている『木枯しに抱かれて』や、『夢のチカラ’06』(上戸彩に『夢のチカラ』として提供後セルフカバー)がありますね。
坂崎:そうそう! 『夢のチカラ’06』は去年ライブでやったよな。あとは『エルドラド』(1994年のシングル)もそうですね。

■「ぜひ桜井さんに歌って欲しい」とドラマ側から指名
―メインボーカルにはドラマのプロデューサーから桜井さんを…とご指名があったそうですが。
高見沢:「ぜひ桜井さんに歌って欲しい」という要望があったので、「分かりました! ぜひ歌ってもらいましょう!」って(笑)。

―歌ってみていかがですか?
桜井賢(以下、桜井):非常に歌いやすく、年代に関係なく耳馴染みの良い楽曲だなと思いましたね。

2023年5月17日リリースのTHE ALFEE ダブルAサイドシングル『鋼の騎士Q / Never Say Die』(通常盤)のジャケット。ボーナストラックは『Loving You』(夏の天地創造 2022 Live Ver.)

■「頑張れ」から「頑張らなくていい」に変化
―歌詞に「無理に頑張らないで」や「焦らずに自分のペースで」とありますが、以前は「頑張れ」という歌詞の方が多かったと思います。近年の曲で2016年のシングル『今日のつづきが未来になる』や『Rock 憂』(2019年リリースのアルバム『Battle Starship Alfee』収録曲)にも「頑張らなくていい」というフレーズがありました。高見沢さんの中で何か変化があったのでしょうか。
高見沢:3人とも歳を重ねてきたのも影響していると思いますし、やはりリセットしたり休むことも、次につながる重要な要素ですからね。体を休める、心を休める、そしてもう一回、明日から向かっていく…ということでしょうか。若い頃はそんなの関係なくやっていましたけど、それは全部ツアーで全国を回って感じてきたものですね。ずーっとやり続けていると精神的にも体力的にもかなり消耗します。常にベストの状態を保つためには、休むことも重要なことなのではないかと思いますね。

■3人それぞれのリフレッシュ法とは?
―確かにそうですね。では高見沢さんのリフレッシュ法は何ですか?

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