エンタがビタミン

writer : sekihara

【エンタがビタミン♪】<THE ALFEEインタビュー・後編>50年は「こんなに短いのか」 ツアー再開に「やっとホームに帰ってきた!」

10月5日に71枚目のダブルAサイドシングル『星空のCeremony / Circle of Seasons』をリリースしたTHE ALFEE(桜井賢・坂崎幸之助・高見沢俊彦)。その翌日10月6日にはバンドとしてコンサート通算本数で日本記録を更新し続ける彼らの秋の全国ツアーがスタートした。インタビュー前編では、新曲についてたっぷり語ってくれた3人。後編では有観客のコンサートを再開してからの思いや、結成50周年についての話題をお届けする。(インタビューは9月末に実施)

■やっとホームに帰ってきたと安堵
―いよいよ新曲2曲を引っ提げての秋の全国ツアー『THE ALFEE 2022 Autumn Tour Genesis of New World 秋の天地創造』が始まりますね。有観客に戻られて、昨年冬のアリーナ公演、今年の春ツアー、夏のイベント、そして秋のツアーでようやく一年を迎えます。
高見沢俊彦:ステージに帰って来られてホッとしていますよ。2年前まで日常だったことが全くできなくなって、コンサートツアーもできず、有観客ということが特別なことになったでしょ。それがある意味ショックでしたけど、こうやって再開することができてやっとホームに帰ってきたよな…という安堵感はありましたね。ここに戻ってくるために僕らは、シングルやアルバムを出したり、ここに戻ってくるために(生配信番組の)『Come on ! ALFEE!!』を始めたので、今年につながってホッとしています。まだマスクを外して声を出して好きなだけ笑うには、時間がかかると思いますけどね。ウケているかウケていないか、笑いは気持ちの表れにもなりますから、そこは重要ですね。
桜井賢:歌っているときのアクションは大音響の中で見えるし、みんなすごいなと思う。でもコントのときにはみんな真面目だから「声を出しちゃいけない」ってなるよね。肩が笑っているのは分かるんですけど、やっぱり笑い声は欲しいですね。
坂崎幸之助:思わずこぼれる笑いぐらいはいいやね。大声出さなきゃいいよね。

『星空のCeremony / Circle of Seasons』通常盤ジャケット

■待っていてくれたファンに感謝
―私も春ツアーで『トラベリング・バンド』を聴いて、やっとツアーが戻ってきたと涙が出ました。私にとってはコロナ禍になってから初めてのライブでした。
高見沢:そういう方は多いですよね。みんなライブ離れしちゃってるから、逆に僕らは心配でしたよ。ライブなんか無くてもいいと思われたら、僕らの生活が立ち行かなくなりますから。僕らを待ってくれている方がたくさんいましたので、そこは本当に感謝しています。やっぱり待ち望んでくれていたことを、コンサートでは肌で感じることができましたから。待っていてくれた分だけ、感謝の気持ちを僕らもこれからも返していかないと…と改めて思いますね。
坂崎:イベンターさんの話を聞くと、ライブがせっかく戻ってきたのにお客さんの方が家から出ないことに慣れちゃっているらしいんですよ。何年かぶりでみんな喜んでくれるかなと思っていたけど残念なことに意外とそうでもなかったと。それを聞いていたからちょっと心配でしたけど、アルフィーの場合はみんな本当に2年間待っていてくれて嬉しかったですね。

ファンが待っていてくれた分、これからも返していきたいと高見沢俊彦

■年内で一区切りをつける加山雄三さん、吉田拓郎さんについて
―話は変わりますが、加山雄三さん(85)が年内でコンサート活動を引退、そして吉田拓郎さん(76)は年内で芸能活動を引退すると発表されています。お二人ともTHE ALFEEとゆかりの深い方ですが、どのように受け止めていらっしゃいますか。

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