エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】明石家さんま『THE SECOND』は「テレビ的じゃない、劇場のイベント」と辛口評価

三四郎に至っては2本とも5分で舞台を降りた―と東野は話す。また採点の集計が終わるまでの間や次の対戦に移るまで、なんとか場を繋げなければならないが、舞台には漫才を終えたコンビ2組と東野、宮司愛海アナが並び、アンバサダーの松本人志(ダウンタウン)が座る席と舞台がかなり離れていたため、通常のバラエティ番組のようなやり取りができる距離ではなかったという。「漫才に特化したセットやから、バラエティタレントに全然優しくない」と東野は苦笑いし、根建太一(囲碁将棋)とお尻の叩き合いをしたのも苦肉の策だったようだ。

一方、今大会で優勝したギャロップを心から祝福したのは、明石家さんまである。ギャロップは『痛快!明石家電視台』(毎日放送)でレポーターとして出演しており、「大阪でずっと頑張ってきた仲間の快挙が本当に嬉しかった」と27日放送のラジオ番組『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)で声を弾ませた。ただしさんまは、来年も『THE SECOND』が開催されるのであれば「やり方を変えた方がいい」と断言する。「6分でトーナメントでやって、6分を3本ネタやらなアカンって」「テレビ的じゃないのよ、劇場のイベントであれやればええねんけど」と話し、実際にさんまは4時間超の生放送中に別の番組にチャンネルを変えた時間もあったそうだ。「ちょっと今度、フジテレビのスタッフに会ったら言う」と真剣に語っていた。

司会を務めた東野は、事前に何度も総合演出の日置祐貴氏(フジテレビ)から説明を受けたものの、前例を踏まえ一般人の審査員以外についても心配する点が多々あったようだ。しかし終わってみれば、ネットの声も芸人仲間からも「本当に面白くて楽しい大会だった」と一定の評価を得たことから、「今回思ったんが、スタッフにいらんこと言うんやめよう」というのが彼の全体を通しての感想だった。
(TechinsightJapan編集部 みやび)

『THE SECOND』ファイナルステージの初代司会を務めた東野幸治。大会前は様々な不安があったものの、終わってみれば「スタッフにいらんこと言うんやめよう」と実感していた

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