米フロリダ州の高校で今月21日、17歳の男子生徒が教育アシスタント(教員補助員)の女性に殴る蹴るの暴行を加え、逮捕された。授業中にゲーム機「ニンテンドースイッチ」を取り上げられたことに逆上して犯行に及んだもので、当時の監視カメラの映像が公開され衝撃が広がっている。米ネットメディア『FOX 35 Orlando』などが伝えた。
フラグラー郡保安官事務所によると、男子生徒は身長約198センチ、体重122キロ超と大柄で、廊下を歩いていた女性に突然飛びかかったという。そして女性が失神し倒れているにもかかわらず、殴る蹴るの暴行を続けた。
当時の監視カメラの映像では、襲われる直前の女性が一度、後ろを振り向いているのが分かり、生徒に激しくタックルされると床に投げ出されて動かなくなっている。
すると生徒はうつ伏せになった女性の太腿あたりに2度蹴りを入れ、女性のすぐそばにしゃがみ込むと背中や頭を少なくとも15回殴り続けた。
現場には異常に気付いた人たちが集まり、生徒を引き離そうとするが、彼は興奮状態で抵抗している。
そして保安官代理が駆けつけると、生徒は意識を失った女性に向かって唾を吐き「学校に戻ったら、彼女を殺してやる」と言い捨てたという。
一方で女性は血だらけで、体中に青あざができ肋骨を骨折する重傷を負った。病院で治療を受けてすでに退院しているが、