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writer : ac

【海外発!Breaking News】コヨーテと7か月間一緒に暮らした犬、傷だらけで保護される(米)<動画あり>

「サザン・ネバダ・捕獲チーム(Southern Nevada Trapping Team、以下SNTT)」に捕獲を依頼したのだった。

SNTTのスーザン・マクマレンさん(Susan McMullen)によると、住民たちは自分たちでゴーストの捕獲を試みたものの、いつもあっという間に姿を消していたという。そしてこの行動と白い被毛こそ、この犬が“ゴースト”と呼ばれる所以だそうだ。

こうして始まったゴーストの捕獲作戦は、スーザンさんとパートナーのティミ・ゾンディロスさん(Timi Zondiros)の主導で行われた。2人は住民たちからゴーストの行動範囲を記した地図を手に入れ、インスピラーダ周辺を入念に調査、約2週間をかけてゴーストが姿を現しそうな場所を絞り込んだ。

そして先月28日夜、ゴーストの捕獲に成功。餌が入ったクレートを仕掛けて6時間後のことだった。ゴーストは骨と皮ばかりになっていたものの、クレートに入ると大人しく座り込み、安堵した様子だったという。

餌につられてクレートの中に入ったゴースト(画像は『Fox 5 Vegas 2023年2月3日付「Ghost’s Story: Elusive white dog spotted living with coyote pack in Henderson」』のスクリーンショット)

スーザンさんはゴーストについて、このように語っている。

「もしかしたらゴーストは、砂漠地帯に7、8か月いたのかもしれませんね。子犬の時に捨てられたゴーストをコヨーテが仲間として受け入れたのではないでしょうか。」

「捕獲後の私たちは、アドレナリンが出て大興奮でした。それにあの場所からゴーストを救い出すことができてホッとしたのを覚えています。」

しかしながらゴーストにとって、砂漠での生活は決して容易いものではなかったようで、顔や体に戦って噛まれたと思われる傷があるほか、耳と目が感染症に罹り、陰嚢の全てを切除する必要があるという。また骨折した足指を切断しなくてはならならず、腹部にはお腹が空いて食べたと思われる複数の石が確認されている。さらに夜に寝ることができず歩き回っているそうで、飼い犬として生きていくには訓練も必要になる。

それでもまだ若く攻撃的な態度も見られないことから、これらの問題が解決すれば新しい家族が見つかる可能性も十分にあるそうで、ティミさんは最後にこのように述べている。

「ゴーストは甘えん坊で愛されるのが大好き。撫でてもらったり、抱っこしてもらいたくてそばに寄ってくるのです。」

「ゴーストにはベッドやソファがあって寄り添ってくれる人がいる温かい家族に引き取ってもらいたいですね。この子は最高の飼い犬になると思いますよ。なぜなら救出された犬というのは、そのことをちゃんと分かっているのです。心から感謝しているのですよ!」

画像は『Fox 5 Vegas 2023年2月3日付「Ghost’s Story: Elusive white dog spotted living with coyote pack in Henderson」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

抱っこされたり撫でられるのが大好きだというゴースト(画像は『Fox 5 Vegas 2023年2月3日付「Ghost’s Story: Elusive white dog spotted living with coyote pack in Henderson」』のスクリーンショット)

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