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writer : hanako

【海外発!Breaking News】心臓の横にがん性腫瘍が見つかった妊婦「発見できたのは胎児のおかげ」(英)

「その大きさを目の当たりにして衝撃を受けました。約11センチもの巨大な腫瘍が心臓の隣にあったのですから。当時は胎児の成長に伴って臓器が押し上げられている状態でした。そうでなければ腫瘍を見つけることはできなかったと思います。娘は私の命を救ってくれたのです。彼女には永遠に感謝し続けます」と語った。

当時ゾーイさんの症状は軽かったため、医師は翌月の出産を終えるまで侵襲的な処置は控えることにしたという。そして10月4日、予定日より2週間ほど早く娘のオフィリアちゃん(Ophelia)を出産した後すぐに針生検と切開生検を受けた結果、腫瘍はステージ2の非ホジキンリンパ腫であることが判明した。

「出産直後ははっきりとした診断がついていなかったので、どのような治療が必要になるのか分からずとても不安でした。ホルモンの関係もあって睡眠不足でイライラしたり、怒ったり落ち込んだり、人生で最悪の日々を過ごしていました。当初、開胸手術が必要だと言われていたのでとても怖かったです。数か月は娘を抱くことができないし、診察や手術のために生まれたばかりの赤ちゃんを預けなければならない…そんなことを考えると胸が締めつけられて何度も涙が出ました。」

そう語ったゾーイさんは今年1月10日から4か月間にわたり合計6回の化学療法を開始する予定だといい、現在の心境をこのように明かしている。

「診断を受け、治療方針が決まるまで3か月かかりました。医師から開胸手術ではなく化学療法を行うと告げられたことは大きな救いでしたが、長い髪が抜けてしまうことはとても悲しいです。そして友人や家族に癌であることを伝える時がとても辛くて…でもみんなが涙を流しているのを見て強くなろうと思いました。生きるためならどんな治療でも受けて乗り越えよう、娘のために生き続けようと誓ったのです。今は治療に向けてより前向きな気持ちになりました。私にはたくさんのサポートがあり、必要なときに娘のケアをしてくれる人たちがいます。病気に打ち勝つための準備は100%できています。」

「オフィリアはもうすぐ3か月になります。私の病気の治療方針が決まり、ホルモンの方も落ち着き、今は気分よく過ごしています。私たちは毎日、娘をたくさん抱っこしたり、散歩に出かけたり、一緒に遊んで絆を深めています。母親であることが私の支えであり、娘がまだ理解できる年齢でなくて本当によかったと思います。『Ophelia』という名前は『助ける、援助する』という意味で、まさに彼女は今までずっと私のことを助けてくれているのです。」

グレープフルーツ大の腫瘍が見つかった女性のレントゲン写真(画像は『The Mirror 2023年1月4日付「EXCLUSIVE: ‘My unborn baby saved my life after doctors found 4-inch tumour next to my heart’」(Image: haveyoursaystories)』のスクリーンショット)

治療前の貴重な時間を家族と一緒に過ごしているゾーイさんは、自分と同じ病気と闘う人々に情報を共有するためインスタグラムで検査や治療の様子を公開しており、「自分の中で何か異変を感じたら、それがどんな小さなことでも病院で検査を受けてほしいです」と述べている。

画像は『The Mirror 2023年1月4日付「EXCLUSIVE: ‘My unborn baby saved my life after doctors found 4-inch tumour next to my heart’」(Image: haveyoursaystories)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

ゾーイさんとパートナーのジョーさんとオフィリアちゃん(画像は『The Mirror 2023年1月4日付「EXCLUSIVE: ‘My unborn baby saved my life after doctors found 4-inch tumour next to my heart’」(Image: haveyoursaystories)』のスクリーンショット)

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