1月27日、インドに住む56歳の女性の腹部から47キロという巨大な腫瘍が摘出された。手術後の女性の体重は49キロで、女性は自身の体重とほぼ同じ大きさの腫瘍を抱えていたことになり、医師は「卵巣腫瘍以外ではインド最大ではないか」と述べている。『Times of India』などが伝えた。
インド西部グジャラート州に住む56歳のシャンティさん(Shanti、仮名)は2004年、原因が分からないまま腹部が膨らみ体重が増加した。シャンティさんは当初、胃の病気を疑って複数の薬を服用したが回復せず、病院で超音波検査を受けたところ良性の腫瘍があることが判明した。
こうして手術が決まり、医師はシャンティさんの腹部にメスを入れたものの、腫瘍は腎臓や腸などの主要な内臓に癒着しており、摘出を行わず縫合してしまう。
そんなシャンティさんの身体に大きな変化が現れたのは今から2年前のことで、腹部がそれまでの倍の大きさに成長し、複数の病院を訪ねたが回復する兆しは全くなかった。それどころか腹部はますます大きくなり、シャンティさんは慢性の痛みに苦しみ、ここ数か月はベッドから起き上がれない状態が続いていた。
見かねた家族はシャンティさんをより設備が整ったアフマダーバードの「アポロ病院(Apollo Hospitals)」に連れて行き、