妊娠24週で双子を出産し、数々の体験を乗り越えてきた3児の母のSNS投稿に注目が集まっている。5歳になった双子兄弟のうち1人は脳に損傷を負い脳性麻痺を発症、普通よりも成長はゆっくりだが、ダイヤモンドのように輝く笑顔で人々に希望や勇気を与えているという。
米ワシントン州ピアース郡ユニバーシティプレースに住むサヴァンナ・ジェーン・オマリーさん(Savannah Jane O’Malley、以下サヴィーさん)は2017年7月、通常よりも3か月半早く、妊娠24週で双子を出産した。
ロックラン君(Lochlan)とレックス君(Lex)と名付けられた兄弟の出生体重は約737グラムと超低出生体重児で、誕生後はすぐに新生児集中治療室に運ばれると監視下に置かれた。2人とも脳出血を起こして心臓に疾患を抱えており、まずはレックス君の体重が900グラムを超えた時点で最初の心臓の手術を、脳の出血が酷かったロックラン君は生後4週間で脳手術を受けた。
サヴィーさんは当時のことを「レックスの手術は成功したわ。でもロックランは手術後に再び脳出血を起こし、脳に損傷を受けてしまったの。それを聞いた私は酷く落ち込んだものよ」と振り返る。しかしサヴィーさんがどんなに打ちのめされようと、兄弟は決して“生きること”を諦めなかったそうで、生後40日で人工呼吸器が外された。
ところがホッとしたのも束の間、術後の合併症に苦しんでいたロックラン君の容体が急速に悪化、